【インタビュー】ついにデビュー、TEMPURA KIDZってどんな子たちなの?

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「何だあの、キレッキレなダンス」と一躍注目を浴び、「しかも、あの一番小さい子、男の子だって?」と話題もネット上を駆け巡り世界中で話題となったのが、きゃりーぱみゅぱみゅのバックで踊っているきゃりーキッズだった。そしてきゃりーキッズから飛び出した5人で結成されたのが、TEMPURA KIDZだ。

◆TEMPURA KIDZ動画&画像

TEMPURA KIDZが話題となったのは、2012年11月にYouTubeにアップされた「CIDER CIDER」のミュージックビデオだ。きゃりーぱみゅぱみゅの各楽曲でのダンスで見せていた驚愕のダンスはさらなる進化を見せ、先鋭5人がTEMPURA KIDZとして、世界中のオーディエンスを歓喜させ始めた。

TEMPURA KIDZは、P→★(ぴー)、KARIN(かりん)、NaNaHo(ななほ)、YU-KA(ゆうか)、AO(あお)で結成されたパフォーマンス集団だ。現在公開されている「Cider Cider」「ONE STEP」「ストロボ」で歌い、キュートでファニーでクールなダンスを見せつける彼らは、CD「ONE STEP」で3月6日にデビューを果たす。

世界を震撼させるスーパーキッズ、その素顔はどんな子供たちなのか? 2013年3月2日「いろんなところで踊ってみた in 鴻巣びっくりひな祭り」の撮影のために集まったTEMPURA KIDZを直撃、話を聞いてみた。


■TEMPURA KIDZは中学1年生&2年生

──みなさん、こんにちはBARKSです。今、みなさん何年生なんですっけ?

全員:中2と中1です。

▲P→★
──P→★ちゃんが中1で?

P→★:今13歳です。

──期末試験は?

全員:終わりました。

──どうでした?得意の科目とかありますか?

P→★:難しかった(笑)。社会が…。美術が得意です。

KARIN:自分の中で一番できたのは社会だと思います。

YU-KA:一番できたと思うのは国語です。

NaNaHo:体育が一番できてました。

▲KARIN
AO:多分…数学が一番できたと思います。

──体育は皆さん得意…ですよね?

KARIN:得意じゃないけど好き。走るのとかは遅いんですけど(笑)マットとかは好き。

P→★:体育は苦手です。

──えー?体育苦手なんて、それは意外ですね。

P→★:でも、今ちょうど授業でダンスをやってて、それは楽しいです。

YU-KA:ダンスの授業は学校によって違うんですけど、私の学校は自分たちで作ってそれを発表するんです。

──創作ダンスのチームにYU-KAがいるって反則ですね。みなさんがTEMPURA KIDZのメンバーであることは、学校のみんなは知っているの?

▲NaNaHo
YU-KA:YouTubeとかテレビで観てくれた人は「見たよ」とか言ってくれるんですけど、普段は自分からは言っていないです。

──じゃ、知らない人も結構いる?

全員:はい。

■TEMPURA KIDZとダンスとの出会い

──皆さんがダンスを始めたきっかけって何ですか?

KARIN:友達がダンスを習ってて、その友達の見学に誘われていったのがきっかけです。小学2年の終わりのころです。

──そのころダンスって流行っていた?

KARIN:まだ流行っていなかったです。

P→★:小学3年生の後半にオカザイルのDVDを観て、楽しそうだなと思って始めました。レッスンに通い始めて結構いろんなジャンルに挑戦しました。

▲YU-KA
YU-KA:もともとバレエをやっていて、ダンスの発表会で初めてダンスを見てカッコいいなと思って小学校2年の時にバレエをやめてダンスを始めました。

──ダンスとバレエって全然違うよね?ダンスでトウシューズは履かないし。

全員:レッスンではいつも裸足だったりします。

NaNaHo:私は、お母さんがダンスを教えていて、小さい時から自然に踊っていたみたいな感じ。お母さんが教えているスタジオで、レッスンを受けに行っていました。お母さんのレッスンじゃないんですけど…スタジオに通い始めたのは4歳くらいの頃です。

AO:私は、ビヨンセさんのPVやライブDVDを観て「やりたいな」と思ったら、ちょうど友達も始めるところだったので、一緒に習いに行きました。

──小学生でビヨンセを?

▲AO
AO:いや、お父さんがちょうどDVDを借りてきてて、それを一緒に観て。

──カッコいいお父さんですね。そんな5人が出会ったのはいつですか?

YU-KA:きゃりーさんの振り付けの方(まいこ)のレッスンで初めて5人で出会ったんです。他の人もいっぱいいたんですけど。それできゃりーさんのバックの話をもらって、8人くらいで(きゃりーダンサーズとして)踊っていたんです。その中の5人がTEMPURA KIDZです。

──みんなまいこさんのレッスンを受けていたのが共通点だったんですね。きゃりーぱみゅぱみゅのバックをやると聞いたときは、どう思いました?

YU-KA:まいこさんが好きでレッスンに通っていて、初めて話をいただいたときは、きゃりーさんがデビューするところだったんで、まだあんまり知られていない時期だったんですけど、すごく嬉しかったです。

P→★:自分にとってやったことのない経験の仕事をもらったので、すごい緊張や不安もあったんですけど、ワクワクしました。

KARIN:私も初めての経験で、きゃりーさんのバックがやりきれるか不安だったんですけど、緊張も楽しみもありました。

NaNaHo:話いただいたときは凄いびっくりして、やったことなくて不安だったんですけど、やり始めたらすごく楽しくて、緊張もするんですけど楽しかったです。

AO:私もすごい緊張したんですけど、お話をいただいたときはすごく嬉しかった。

──TEMPURA KIDZとしての1発目の作品は「Cider Cider」ですが、すでにいろんなところで踊ってみた映像がたくさんYouTubeにアップされていますね。

YU-KA:風が強い日とかもあって(笑)。

──それは多摩川河川敷「in Baseball Ground (New Costume)」ですよね?

YU-KA:飛ばされそうでした。

──野外とか、きっと踊りにくいでしょ?

KARIN:はい、床とかにもよって。濡れていたりもしたので大変でした。

P→★:寒かったんですけど、でも踊っているときは気にしないで踊れました。

■世界へ羽ばたけ、TEMPURA KIDZ

▲初めてのサインに、どうしよっかと緊急会議…の様子。
──踊ってみた動画をアップする人が世界中で増えてきていますが、TEMPURA KIDZをコピーする人にアドバイスはありますか?

YU-KA:私は、踊りだけじゃなくて、表情も真似してほしいなと思います。

──確かに、TEMPURA KIDZの表情は豊かですもんね。

KARIN:私たちは、自然に表情が付いてくる感じになりました。

YU-KA:歌詞と振りが連動していて、それに表情も合わしています。

──でも難しそうですね。

YU-KA:自分たちはもう自然と表情が出ちゃうんですけど…楽しくやっています。

──ダンサーを目指す人たちに、アドバイスはありますか?

KARIN:最初は誰でもできないし、恥ずかしがっちゃうと思うんですけど、みんなで恥ずかしがらずに楽しくやれば、上手くなれると思います。楽しく恥ずかしがらないでやることが大切かなと思います。

P→★:僕もちょっと似てるんですけど、最初自分ももちろんできなかったし、でも周りの人とかがちゃんと教えてくれて、「もっとちゃんと前を見て自信を持って踊ってみて」って言われて凄いできるようになったんで、分かんなかったら誰かに訊いたりして、自信持ってやればいいと思う。

YU-KA:私も最初、全然いろんなことができなくて思うようにいかなくて、それが恥ずかしかったりとかして。やっぱなかなか前を見て踊れなくて下ばっかり見ちゃったりとか。そんな余裕もなかったんですけど。やっぱり一番はたくさん踊ることとか、いろんなことに挑戦することだと思います。

NaNaHo:完璧にやろうとか、上手に踊ろうとか最初は全然思わなくて、曲を楽しんで踊れば自然と表情も付くし、上手く踊れるようになると思うんで、楽しむことがいいと思います。

AO:私もやっぱり楽しんで踊ることと、いっぱい練習することが大切だと思います。

──皆さんはスタジオだけじゃなくて、おうちで練習もするんですか?

KARIN:鏡をみたりして練習します。

P→★:家では、ひとつひとつの形を確認したりしています。

YU-KA:私もそうです。

NaNaHo:音をよく聞くようにして、動きと音がちゃんとはまるようにという練習をします。

AO:私も同じです。

──3月6日にデビューして、どんな夢を追いますか?

KARIN:TEMPURA KIDZをもっとたくさんの人に知ってもらってみてもらい、もう一回見たいなとかかっこいいなと思われるようなグループになりたいです。

P→★:TEMPURA KIDZで海外デビューしたいです。

YU-KA:東京だけじゃなくて、普段自分たちのダンスを生で観てもらえないような地方の人たちにもそういうところで踊ってみてもらえるように頑張りたいです。

NaNaHo:動画でしか観てもらえないので、全国で踊りたいです。夢は海外で踊ることです。

AO:私もたくさんの方にTEMPURA KIDZを知っていただいて凄いなとかカッコいいと思ってもらえるように頑張りたいです。

   ◆   ◆   ◆

幼い表情ときゃしゃな身体は、まだまだ大人よりも子供に近いTEMPURA KIDZの5人だが、彼らが歩んできた道のりは、シビアなプロの世界を自ら切り開いていく、前人未到の道程でもあった。厳しいレッスンときゃりーキッズとしての現場の経験を通し、「うまく踊ろうとするよりも楽しむこと」といった、本質を打ち抜く発言をさらりと言ってのけたりもするエキスパートでもある。

kawaii文化/クールジャパンの筆頭として、過去に例のないスタイルで、世界を舞台に全力で突き進んでいるTEMPURA KIDZに注がれる期待は大きい。世界中を感嘆させるTEMPURA KIDZのパフォーマンスは、日本を代表するスーパーキッズとして更なる話題を呼ぶことだろう。

text and photo by BARKS編集長 烏丸



「ONE STEP」
2013年3月6日発売
期間生産限定盤(CD+DVD)SECL-1290-91 \1,500(tax in)
通常盤(CDのみ)SECL-1289 \1,000(tax in)
1.ONE STEP テレビ東京系アニメ「超速変形ジャイロゼッター」2ndエンディングテーマ
2.ストロボ テレビ東京系アニメ「超速変形ジャイロゼッター」1stエンディングテーマ

◆TEMPURA KIDZオフィシャルサイト
◆貴重な初サインはBARKSプレゼントページから応募
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