映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』、アーネル・ピネダの身に起きた、ロック界のおとぎ話

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1998年、スティーヴ・ペリーが居なくなった時点で、多くの…いやほとんどの人が「ジャーニーはもうおしまいだ…」と思ったことだろう。むしろメンバー本人たちの方がその思いは強かったのかもしれない。そして誰が想像したことだろう…スティーヴ・ペリーの後釜を務めることができる、むしろそれ以上のパフォーマンスを見せる奇跡のボーカリストが現れるなんて。

◆映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』予告編映像

映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』が、3月16日(土)新宿ピカデリー他全国順次ロードショーとなることが発表されると同時に、その予告編映像もあわせて公開となった。この映画は、ジャーニーとフィリピン人ボーカリスト、アーネル・ピネダの身に起きた、ロック界のおとぎ話のような実話を追ったドキュメンタリー作品である。

ジャーニーのボーカリスト、アーネル・ピネダは、YOU TUBEの映像をきっかけに40歳でアメリカン・ドリームをつかむこととなった。計り知れない苦難に遭っても決して夢をあきらめなかった不屈の精神と類まれなる才能は、この映画で描かれるドリーミンな実話だが、彼自身の夢のような成功話であると同時に、瀕死となったジャーニーが再び不死鳥のように羽ばたきだす奇跡のストーリーでもある。

結成40年を迎えたジャーニーは、『glee/グリー』でカバーされ2011年には世界最多のダウンロードを記録した名曲「ドント・ストップ・ビリーヴィン」、不朽の名バラード「オープン・アームズ」など、1975年のデビュー以来メガヒットを連発し、全盛期には8枚のプラチナ・ディスクを出すという大記録を打ち立てたアメリカを代表するロックバンドだが、紆余曲折の末、スティーヴ・ペリーというバンドを顔を失い、バンドのパワーも急落の末路を辿ることとなってしまう。

しかし、奇跡は起こる。2007年12月、新しいリードボーカルを探し求めていたニール・ショーンはYouTubeでジャーニーの曲を歌う無名のフィリピン人シンガー、アーネル・ピネダの映像を偶然見つけるのだ。ハイトーンの声質と驚くべき歌唱力に衝撃を受け、すぐさまニールはアーネルに連絡を取る。まさかの電話にアーネルは悪質な悪戯だととりあわなかったものの、それが本当にニール本人だとわかるとすぐさま渡米、オーディションを受け、正式にジャーニーの新ボーカリストとして迎えられたのだ。

歌うことを教えてくれた最愛の母親の死、一家離散、2年間もの路上生活…しかし彼はあきらめていなかった。人生のすべてを歌に賭け、計り知れない苦労を乗り越え、そしてこのアメリカン・ドリームを掴んだのだ。映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』は、その名の通り、決して夢をあきらめなかった、アーネルの不屈の精神とその類まれなる才能の物語でもあるのだ。

映画『ジャーニー/ドント・ストップ・ビリーヴィン』
監督・脚本・プロデューサー:ラモーナ・S・ディアス
出演:ニール・ショーン(本人)/ジョナサン・ケイン(本人)/ロス・ヴァロリー(本人)/ディーン・カストロノヴォ(本人)/アーネル・ピネダ(本人)
2012年/アメリカ/ 英語/ドキュメンタリー/ 105分
提供:ファントム・フィルム/キングレコード
配給:ファントム・フィルム
journey-movie.jp
(C)2012 Everyman's Journey, LLC.
3月16日(土)新宿ピカデリー他 全国順次ロードショー

<ジャーニー来日公演>
2013年3月11日(月)東京 日本武道館
[問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999
2013年3月12日(火)大阪 グランキューブ大阪
[問]大阪ウドー音楽事務所 06-6341-4506
2013年3月14日(木)広島 広島文化学園HBGホール(広島市文化交流会館)
[問]夢番地広島 082-249-3571
2013年3月15日(金)名古屋 名古屋市公会堂
[問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999
2013年3月17日(日)金沢 金沢歌劇座
[問]ケィ・シィ・エス 076-224-4141

ジャーニー最新アルバム『エクリプス』
KICP-1565 \2,800(tax in)
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