吉川友による斉藤由貴「卒業」コスプレ動画が急遽公開

11月7日にリリースされる吉川友のカバーアルバム『ボカリスト？』。森高千里「私がオバさんになっても」や篠原涼子「恋しさと せつなさと 心強さと」などなど、1980年代から2000年代のアイドルシーンを彩った名曲の数々を八王子Pはじめ有名ボカロPがサウンドプロデュースし、アイドル界屈指の歌唱力を持つ吉川友が歌い上げたこの作品の発売を前に、関連動画が相次いで公開された。

◆吉川友 『ボカリスト？』ジャケット画像、公開された動画

10月27日に公開されたのは、アルバムの1曲目に収録された「私がオバさんになっても」のミュージックビデオ。普段は“正統派アイドルの正装”ともいえるロングのストレートを揺らして歌う吉川友の、ポニーテール姿を観ることができるという見逃せないポイントはあるものの、これはいわゆる“普通の”ミュージックビデオだ。

が、驚きはここから。「私がオバさんになっても」のミュージックビデオ公開から4日経った10月31日、ファンにとって想定外な動画が新たに公開となった。映像に写っていたのは、『ボカリスト？』CDジャケットに写っている、真紅のドレスに身を包んだ“いい女フェロモンを振りまく”吉川友。そしてこのきっかが、アルバム収録曲のひとつ「卒業」（オリジナルは斉藤由貴）を歌い出したのだ。

突如公開された映像。それは、今回『ボカリスト？』でカバーした数々のオリジナル楽曲への“映像的オマージュ”を盛り込んだという、吉川友本人によるカバー動画だった。そして動画ではきっかのセーラー服姿までも飛び出す。オリジナルを知っているファンはピンときたかもしれない。そう、きっかが“「卒業」を歌う斉藤由貴”のコスプレを“映像的オマージュ”として披露しているのだ。

10月27日と28日にフランスで開催された＜ジャパンエキスポ サントル＞に参加し、さらに11月2日から4日まで開催されている＜ジャパンエキスポ ベルギー＞にも出演するなど、アルバムリリース直前ながら海外を飛び回って活動を展開している吉川友。日本でその活躍の報告を待つファンにとってこの企画は、アルバムリリース前の素敵なサプライズになったことだろう。

で、問題はこれから。「卒業」のカバー動画は公開されたわけだが、アルバム『ボカリスト？』には、そのほかにも数多くのアイドルポップスが収録されている。これらほかの楽曲のカバー動画は一体どうなのか？ 存在するのかしないのか。公開されるのかされないのか。ファンにとって大切な疑問は残るものの、残念ながらきっかおよびスタッフ陣は、現在、はるかヨーロッパの空の下。こればっかりは確認のしようがない。ただ、きっかのことだけに、ファンが「日本で他のアイドルに浮気せず、きっか一筋で待っていれば」、きっと何かしらがあるはず、と信じたい。なぜなら彼女は「やればできる子、吉川友」なのだから（いや、確かに＜きっかフェス ～Episode 3～＞東京公演で彼女は「口だけだから……。あんまり期待しないで!!」とも言っていたのだけど……）。

ちなみに完全に余談だが、『ボカリスト？』の歌詞ブックレットやケース内側にも、“いい女度”を存分に発揮したきっかの写真が使われている。ファンはこちらも期待して待っていてほしい。必ずやその期待の上を行くであろう“いい女度”だ。

【リリース情報】
COVER ALBUM『ボカリスト？』
11月7日発売
収録曲
「私がオバさんになっても」（Sound Produced by. 八王子P）
「恋しさと せつなさと 心強さと」（Sound Produced by. ダルビッシュP）
「風は秋色」（Sound Produced by. KEI）
「Secret Base～君がくれたもの～」（Sound Produced by. TOKOTOKO(西沢さんP）
「MajiでKoiする5秒前」（Sound Produced by. Junky）
「淋しい熱帯魚」（Sound Produced by. やいり）
「17才」（Sound Produced by. 八王子P）
「抱いてHOLD ON ME!」（Sound Produced by. MSR）
「少女A」(Sound Produced by. MSR)
「夏色のナンシー」 （Sound Produced by. colate*）
「卒業」　（Sound Produced by. かめりあ）
「LOVE涙色」　（Sound Produced by. T-Pocket）


text by ytsuji a.k.a.編集部（つ）
◆BARKSかわいこちゃんねる
◆吉川友　オフィシャルウェブサイト