福田花音の“シンデレラ”劇場は絶好調。新技術のテストを兼ねたスマイレージのミニライブ

ポスト

8月17日、新技術の公開テストを兼ねたスマイレージ11枚目となるシングル「好きよ、純情反抗期。」の発売記念スペシャルミニライブが、お台場にあるZepp DiverCity(TOKYO)にて開催された。

◆スマイレージ画像@2012.08.17<「好きよ、純情反抗期。」発売記念スペシャルミニライブ>

今回、集まったオーディエンス全員に貸し出されたのは、アイドルイベントには必須のアイテムであるペンライト……の形状をしたガジェット。実はこれが新ペンライトシステム「FreFlow(フリフラ)」だ。このペンライトは、無線制御によって、本数無制限のペンライトを一斉制御できるというもので、発光させる色も100万色変化が可能。今回は、メンバーカラーに合わせて緑、赤、青、紫、水色、黄色の6色に白が設定されていた。

そんな新技術には、スマイレージも興味津々。ステージに登場すると、送信機能付きのペンライトを手に、メンバーは自己紹介しながら自身のメンバーカラーを点灯。するとフロアが一面、同じ光に染まっていく。中西香菜は、「私、初めて全部が水色になったんですよ!」と、初めて目にする状況に感動。バッティングフォームで赤色の光を点灯させた野球好きの竹内朱莉は、「赤、超綺麗! 黒と赤っていう絶妙な色が最高。イケてる、赤って……」と、恍惚な表情を浮かべる。そして福田花音の「シンデレラレボリューション」では、もちろん会場全員が“花音推し”状態の紫に。言うなれば“ひとりずつの生誕祭”かのような光景が眼前に広がり、メンバーは大はしゃぎした(※ 誕生日当日のイベントなどでは、掲げられるサイリウムのカラーの統一がファン有志によって図られることがある)。

「夢見る 15歳」から始まったイベントでは、新曲の「好きよ、純情反抗期。」と前作シングルの「ドットビキニ」、さらに「有頂天LOVE」と「スキちゃん」の5曲を披露。途中のMCでは、フリフラでお互いのメンバーカラーを点灯して見せ合いわちゃわちゃ。収集がつかなくなる事態に陥りかけるなど、“ファンにとってはいつもどおりのスマイレージ”の姿を見せつつ、「FreFlow」の公開テストはどうやら無事に終了したようだった。

ミニライブと公開テストを終えて、「歌の入りを間違えちゃうほどに楽しかった」というスマイレージ。新曲「好きよ、純情反抗期。」について訊かれると、リーダーの和田彩花が、「いつもスマイレージって笑顔なんですけど、今回は(カッコ良くてクールなイメージなので)本当に笑顔がなくて、元気でコミカルな部分もなくて。本当にこれでスマイレージでいいのかな? と、思うんですけどでも、笑顔じゃないスマイレージも見てほしいと思うし、新しいスマイレージを見ていただければな、と思います。」と、これまでとは違ったスマイレージになったことをPRする。

また、9月23日から全国8カ所で行なわれるライブツアーについては、「ツアーのタイトルが“ちょいカワ番長”なんですよ。だから、可愛いだけのスマイレージじゃなくて、番長みたいなスマイレージも見せたらな、と思います。やっぱ可愛いだけじゃダメだよね(と、メンバーに問いかけ、メンバー頷く)。」と、意気込みを語った。

さて、福田花音がシンデレラの生まれ変わりであることは、報道陣にも周知の事実(?)。そこで、マイクは福田にも向けられる。

「FreFlow」を使ったライブの感想を、「ここに来てくれた人全員が、ひとり1本このフリフラを持っていたので、何かこう、誰が好きなのかってのがめっちゃわかるな、と思ったんですけど、私の目には全員が紫に見えて、“やっぱ全員、私のこと好きなんだな”というのを実感できました。」とコメントすることから始まった、今回の福田“シンデレラ”劇場。「『シンデレラレボリューション』で、みんな私のファンになったという事で、“フリフラのおかげではなく、(ファンのひとたちひとりひとりが)自分の気持ちから、全部が紫になったんだな”っていうのが、見ていてわかりました。みんな目がハートでした。みんな紫にしたそうな顔してたから、“みんなそんなに私のこと好きなんだ”と思いました。」と、ほかのメンバーの時はともかく、会場が(福田のメンバーカラーである)紫に染まったのは、「FreFlow」の無線制御ではなくファンひとりひとりの意志によるものだと主張。まさかの「FreFlow」全否定ともとられかねない発言で報道陣を失笑させる。田村芽実や竹内朱莉からの「フリフラのせいだよ!」「ここのボタン押したからだよ!」という全力過ぎるツッコミにも福田本人は、いたって涼しい顔だ。

さらにツアーについて話がおよぶと、「(タイトルが)“ちょいカワ番長”で、みんなそうだと思うんですけど、私はちょいカワぐらいに収まらないと思うので、(ファンのみなさんは)その辺は覚悟してきてほしいです。ちょいカワ番長が、激カワ番長ぐらいになっちゃって、ツアータイトルと変わっちゃうのはとても申し訳ないなと。」と、もはや“ちょっと何言ってるか分かんないです”状態。また発言中に出てきた“覚悟”という言葉について質問されると、ファンが様々な想いを抱いて会場に足を運ぶことを話しながらも、「“絶対、シンデレラのファンにはならないぞ!”と思って(ツアーに)来ても、結局、私のファンになっちゃうので、その辺はどんな気持ちで来ても(結果は)変わらないと思います。」と、サラリ。言葉の意味はよくわからないが、とにかくすごい自信を見せつけられてたじろぐ報道陣に、和田が「まあ、楽しみにしてきてくれれば。」と、扱い慣れた感じに締めくくった。

その後も、新曲タイトルにかけて「反抗したいこと」について訊かれ、「私はシンデレラの生まれ変わりなので、普段、お姉さま方に命令されて反抗というものが許されないので、たまには反抗して私も舞踏会とかに積極的に参加したいな。」と、つぶやく福田“シンデレラ”花音に、和田と田村が「ちょっとシンデレラキャラはどうかなって思う。」「こういう時にシンデレラを使うのはずるいなーって。」と反抗。白雪姫キャラになって対抗することを提案する田村に、福田からは「(キャラ設定は)本当に相当な精神力がないと続けられないから、“頑張れ”って言うよりも、“やめときな”って言ってあげたい。」と、なぜか素の、リアルなアドバイスが飛び出して、報道陣は大爆笑となった。

スマイレージのシングル「好きよ、純情反抗期。」は、8月22日リリース。また<スマイレージ ライブツアー2012秋 ~ちょいカワ番長~>は、9月23日の大阪・御堂会館大ホールからスタートする。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
◆スマイレージ オフィシャルサイト
◆BARKSかわいこちゃんねる
この記事をポスト

この記事の関連情報