さくら学院、3名が卒業、新たなるスタート

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成長期限定ユニット「さくら学院」の2011年度の卒業ライブが日本橋三井ホールで開催された。

◆さくら学院画像

今回のライブは、3月24日(土)の夜、3月25日(日)の昼と夜の3公演。私が、お伺いしたのは3月24日(土)の夜。ライブタイトルは<さくら学院 2011年度 放課後アンソロジー ~幕が開くまで教えません!~>という、いつもとライブ公演とは違った放課後をテーマとしたもの。

客電が落ちると、白い幕に大きくうねる12人が輪になったシルエットが映し出される。それはとてもダイナミックで、これから始まる時間への期待が高まる。曲が始まり幕が落ちると、いつもより大人に見える彼女たち。1曲目「ピクトグラム」から夢の時間はスタートした。アイドルとは思えない、Coolなオープニング。キリリと決まった12人だ。

2曲目「オトメゴコロ。」を終えたあとのMCでは、ひとりずつが自己紹介。お題は、「放課後の過ごし方」。各メンバー、カラオケや友達のお宅訪問などそれぞれの個性を感じるコメントで、会場は暖かい空気に包まれた。12名で「今日も元気に成長中です」と閉めて、会場が暗転すると、いよいよ今回のタイトル「~幕が開くまで教えません!~」の中身が紐解かれていった。

秘密にされていた内容は、なんと『一夜限りのシャッフルユニット』。各部活ユニットのメンバーをいつもとは違うメンバーでパフォーマンスする!」という試み。

・菊地最愛、水野由結、磯野莉音で帰宅部sleepiece の「めだかの兄弟」
・飯田來麗、杉崎寧々、田口華で新聞部 SCOOPERSの「Brand New Day」
・堀内まり菜、三吉彩花、松井愛莉で重音部 BABYMETALの「ド・キ・ド・キ☆モーニング」
・武藤彩未、中元すず香、佐藤日向でクッキング部 ミニパティの「プリンセス☆アラモード」

を披露!この一夜のために向けて、メンバーそれぞれ、ダンスを教え合うなど練習には工夫があったよう。

LIVE中盤に披露された「Hello!IVY」では、恒例のさくら学院のピンクの旗で会場が染まる。そして、一昨年振りの「さくら学院 ダンス(もってけセーラー服)」。このダンスは、見事!これは初の単独LIVEで披露され、ファンの間で当時話題を集めたナンバーで、今回初めて披露する転入生メンバーの田口華、磯野莉音もしっかり決まっていた!

会場が暗転すると、初めてのスチール撮影、初単独ライブや、初レコーディングの様子など2010年4月の開校から、最新アルバムのレコーディングまでの彼女たちが成長していく姿が映し出された。

映像が終わると、いよいよ後半戦に突入!賢くなれるシリーズ第2弾の「Planet Episode 008」。これは、歌を覚えると太陽系の惑星を勉強できる楽曲で、惑星ごとのキャラクターにそって、いろんなジャンルの音楽が詰め込まれた超大作。このダンスも趣向が凝らされていて非常に面白い。本編ラストは、賢くなれるシリーズ第1弾の「さくら百人一首」。すっかり忘れてしまっていた百人一首に触れることができ、さくら学院ならではの楽曲を体感した。

アンコールは、今年卒業する、武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉の3名のために書き下ろされた「3.a.m」が初披露。さすが卒業する3名のダンスは、約2年間の成長が輝いて感じられるパフォーマンス。会場はすっかり魅了された。続いて、現在卒業式でもっとも多く歌われているナンバー「旅立ちの日に」を、さくら学院らしくカヴァーした「旅立ちの日に~J-MIX~」。この楽曲で、本当に“卒業”してしまうことを実感した。ラストは、デビュー曲「夢に向かって」で会場の熱は最高潮に達し幕を閉じた。

まさに夢に向かっていく、成長期限定ユニット「さくら学院」。卒業があり、新しいスタートがある。これからの彼女たちの活動が楽しみだ。

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【寄稿】伊藤緑 http://www.midoriito.jp/

◆さくら学院オフィシャルサイト
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