ザ・スクリプト「日本に愛を」


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2008年にデビュー以来、『The Script』『Science & Faith』(2010年)2枚すべてのアルバムがNo.1(UK、アイルランド)に輝いた彼らにとって、これまでで最大規模となる今回のアリーナ・ツアー。全16曲をプレイした中、アンコールで「This Love」を歌い始める前に、フロントマンのダニエル・オドナヒューは「これは日本の人たちに捧げます。彼らにはいまこれが必要だ。愛が必要だ。信じて、あきらめないで」と話し、オーディエンスも大歓声で応えた。
メンバーにとって、デビュー前、近くに住んでいたことがあるというウェンブリーでの公演はとくに思い入れがあったようだ。何度も「ありがとう」「この場にいるのが信じられない」を連発、ステージ上からオーディエンスを感慨深く眺めるモーメントが何度もあった。

頻繁にオーディエンスに語りかけたり、ステージから降り交流を図るなど、ビッグにはなったが彼らの持ち味であるアットホームな雰囲気も失っていない。躍動感とフレンドリーなヴァイヴ、さらに日本へのメッセージがあったこともあり、元気がもらえるギグだった。
バンドは翌日、さらに大規模な会場、ロンドンO2アリーナでプレイ。ここでも「This Love」を日本の人たちに捧げてくれた。
UK、アイルランドで1位、そしてアメリカで3位に輝いたザ・スクリプトの最新アルバム『Science & Faith』は7月に日本盤がリリースされる予定。
Ako Suzuki, London