【災害関連】X JAPANのYOSHIKI、2009年東京ドームでプレイしたクリスタルピアノを出品

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東日本大震災の甚大な被害を受け、X JAPANのYOSHIKIが、愛用のクリスタルピアノをオークションにかけ、収益金を被災地支援団体などに全額寄付することを発表した。

◆クリスタルピアノ写真(現物)

現在日本滞在中のYOSHIKIは、地元の千葉県をはじめ、日に日に被害の大きさが明らかになっていく様子に衝撃を受け、「何らかの形で協力できれば」「自分はミュージシャン。音楽を通して自分ができることで貢献したい」と考え、愛用のクリスタルピアノの提供を決意したという。

YOSHIKIは、3月6日に都内で行なわれた<ASIA GIRLS EXPLOSION>への出演やレコーディングのため日本に滞在しており、3月11日は曲作りのため都内スタジオにこもっている最中に大地震に遭遇した。

テレビなどのニュース映像で被害の大きさに驚愕。特に心に突き刺さったのが、震源地近くの津波と火災で廃墟と化した東北地方の惨状だった。すぐさまTwitterで「Hope everybody is ok? みんな だいじょうぶ?」と安否を気遣っていた。

このクリスタルピアノは、YOSHIKIネームロゴが入り、実際に2009年5月の東京ドーム公演で使用された現物。関係者によると「値段は付けられない高価なもの」であるという。現在、寄付団体やオークションサイトら関係各所と話を詰めている最中で、近日中にYOSHIKI mobileなどで詳細を発表し、国内外へ協力を呼び掛ける予定とのこと。YOSHIKIは、「みんなのことがサポートできるように、日本に滞在する期間を延ばすつもりです。LOVE YOU…」とツイートしている。

YOSHIKIは1995年の阪神大震災では被災地の小中学校にピアノ10台を寄贈したほか、2009年1月のX JAPANの香港公演では中国・四川大震災で親を亡くした子供たちを招待。同3月には被災地を慰問し、楽器ともに音楽室を寄贈している。また、同5月の台湾公演では遺児を保護するボランティア団体に寄付。2010年7月、日米両国において遺児の保護や難病を抱えた子供の救済を目的とした基金「YOSHIKIファンデーション」(米国では公益法人に認定)を設立し、ボランティア団体「グラミー・ファンデーション」「セント・ビンセント・ミールズ・オン・ウイールズ」「メーク・ア・ウィッシュ・オブ・アメリカ」にそれぞれ寄付。今後は、YOSHIKI mobileなどメディアを通じて、日米におけるYOSHIKI基金自体でも寄付を募っていくという。

◆参照「YOSHIKI、子供たちに音楽室をプレゼント」
◆YOSHIKI Twitter
◆「東北地方太平洋沖地震」音楽関連情報
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