検索ランキング急上昇、全国の地方を揺るがすヤンキー・ロックスって何?

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2010年12月に発売された『ヤンキー・ロックス』なるCDが、話題になっている。横浜銀蠅、嶋大輔、氣志團といったヤンキー系ヒット・ナンバー25曲をカバーし、ノン・ストップでつないだミックス・アルバムなのだが、2/8付のYahoo!検索ランキングで、いきなり6位にランクインとなったのだ。

◆参照「900万人の現ヤン&元ヤンの皆様へ、バイブルできました」

きっかけは2月7日に放送されたテレビ朝日『雑学王』だ。『ヤンキー・ロックス』が題材となり、元ヤンキーによる“ヤンキーらしい選曲のCD”最初と最後を飾る曲は何の映画のテーマ曲?という問題が出され、「ゴッド・ファーザー 愛のテーマ」という解答に対し、出演者それぞれのヤンキー感を語るトークで、番組は大いに湧くこととなった。

Twitter上では番組終了直後から、「ヤバイ!」「超欲しいっ!」「メッチャ懐かしい!」と、続々つぶやきが放たれ、一気に『ヤンキー・ロックス』への注目が集中。iTunes総合チャート9位/J-POPチャート2位、セブンネットショッピング1位、Amazon.co.jp総合48位/ロックチャート8位、楽天ブックス総合18位と、eコマース系の各サイトに『ヤンキー・ロックス』が軒並みランク・インするという事態と相成った。

もちろんCDショップ市場でも発売元に次々とバック・オーダーが入り、1日で倉庫在庫が空っぽになってしまうという異常事態にまで発展。

全国各地で注目急上昇の『ヤンキー・ロックス』だが、全国規模といいつつも、よくよく調べるとこのCDの売り上げ状況はエリアによって大きな違いが生まれていることも分かった。仏恥義理で売れまくっているのは、茨城県だ。通常の同地区売上シェアの14倍とダントツ1位を誇っており、特に映画『下妻物語』の舞台となった下妻地区での売上は全国1位という局地的な盛り上がりを見せている。次いでシェア比11倍の新潟県、3倍の福岡県と続いている。これは、どう捉えればいいのか。ヤンキー輩出の歴史と相関関係があるのか、ないのか…。ちなみに東京・大阪では通常シェアの半分以下という体たらくぶり。地方出身者の多い都心なのだが、ヤンキースピリットは実家に置き忘れてしまったのか?

ヤンキー・ロックスNON STOP MIX、あなたは買いましたか?

『ヤンキー・ロックス NON STOP MIX』
歌と演奏:TRT原宿ヤンキースRC
2010年12月15日(水)発売
VICL-63697 ¥2,400(税込)
1.ゴッドファーザー 愛のテーマ(オープニング)
2.ツッパリHigh School Rock'n Roll 登校編
3.ジェームス・ディーンのように
4.GLORIA
5.ギザギザハートの子守唄
6.アンダルシアに憧れて
7.前略道の上より
8.恋をしようよ
9.リンダリンダ
0.TOKIO
11.モニカ
12.ff(フォルティシモ)
13.真夜中をつっぱしれ
14.POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~
15.愚か者よ
16.十七歳の地図
17.ハリケーン
18.め組のひと
19.バージンブルー
20.SELF CONTROL
21.LOVE LOVE SHOW
22.Rocket Dive
23.One Night Carnival
24.男の勲章
25.ゴッドファーザー 愛のテーマ(エンディング)

◆ヤンキー・ロックス・オフィシャルサイト

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