LUNA SEA、東京ドーム凱旋公演で新曲を披露
2010年夏、突如“REBOOT=再起動”を宣言したLUNA SEAが、ワールド・ツアーを経てついに東京ドームに凱旋。12月23日(木)、24日(金)<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon- >、そして25日(土)は東京ドーム史上初となるフリー・ライヴ<LUNACY 黒服限定GIG~The Holy Night~>を敢行し、のべ17万5000人を動員した。
◆LUNASEA 画像@2010.12.23<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon- >
3days公演の初日となった23日は、開場時間の遅れから、定刻より45分遅い17:45に開演した。場内に流れていたBGMが止み、厳かな「月光」のSEが聴こえた瞬間、5万5000人のオーディエンスの大歓声が沸き起こる。ステージ上方のヴィジョンに映し出された新月が満月へと変わり、LUNA SEAのロゴが浮かび上がる。固唾を呑んでステージを見つめながら、そのときを待つ緊張感で張り詰めた会場。その緊張の糸を一気に解き放つように、真矢のカウントから「LOVELESS」で幕を開けた。
軽やかな旋律を奏でるINORAN、トリプルネックのギターを鮮やかに操るSUGIZO、身体でリズムをとりながらビートを刻むJ、存在感のあるリズムを叩き出す真矢、なめらかな歌声で瞬時に世界観を作り上げるRYUICHI。そのどれもがLUNA SEAでしかあり得ない、研ぎ澄まされたバンドの音だ。
「東京! 待たせたな! 会いたかったぜーっ!」と挨拶をして、RYUICHIが静かに語りかける。「10年ぶりのこの復活劇に、世界からたくさんの声をもらいました。みんなに感謝しています。我がSLAVEたちよ…。今夜、この会場に集まったすべてのSLAVEたちに、ワールド・ツアーで起こったことを、一曲一曲に込めて伝えていきます」。
「G.」「SLAVE」「TRUE BLUE」と畳み掛け、アリーナの前方エリアを取り囲むように配された花道では、J、SUGIZO、INORANがオーディエンスを煽る。そしてSUGIZOのもとへINORANが歩み寄り、向かい合ってヒザを付き合わせながらギターを弾く二人の姿に、SLAVEの黄色い歓声が上がった。
中盤のドラムソロでは、恒例の「真矢ーっ!」コールに「お前ら最高にカッコイイぞ!」と満面の笑顔を見せ、パワフルなドラム・パフォーマンスと火柱が立ち上るド派手な演出で魅せる。続いて、鮮やかな赤と黒のスタジアムジャンパーに着替えたJが登場し、ロック・ベーシストここにあり、というベースソロでオーディエンスに火を点けた。そして「こっから飛ばしていくぞ! いけるか! いけるか! いけるか!」とさらに煽り、「Be Awake」へとなだれ込む。
そして花道をゆっくりと歩いてメンバー全員がセンター・ステージへ移動し、「みんなの真ん中に来たよ。最高の眺め」(RYUICHI)といって、アコースティック・セットで「BREATHE」が披露された。
「10年の時を経て、さらに進化しているLUNA SEAを思いっきり楽しんでください」という短いMCを挟み、「STORM」「DESIRE」「TIME IS DEAD」「ROSIER」「TONIGHT」というバースト・ナンバー連発のフルスロットル状態で本編を駆け抜けた。
そして“アンコール”代わりの「きよしこの夜」の大合唱に応えて、メンバーが再びステージに登場。「サンキュー。メリークリスマス。スゴイね、ほんとにお前らスゴイよ。俺たちは5人でグルーヴしてるけど、お前たちは5万人でグルーヴしてるんだね。まだどうなってしまうか分からないバンドだけど…。次の曲は、みんなへ」(RYUICHI)といって「I for You」を演奏。さらに「今夜、みんなにNEW SONGを届けます。数あるNEW SONGの中から、今夜はピッタリの曲を選んできました」といって新曲「Days of Repetetion」が披露された。INORANがアコギを奏でるミドル・テンポのこの楽曲が、今後どのような形でリスナーに届けられるのかはまだ分からないけれど、新曲が複数誕生していることがこの日、はっきりと証明されたのだ。
しかし、SLAVEたちはまだ納得していない。“まだ聴いてない曲がある!”とでもいわんばかりに、スタンド席にウェーヴが起こり、ダブル・アンコールへ。「お前ら全員かかってこーいっ!」というRYUICHIの合図から真矢のカウント、そして5万5000人の“I WISH!”コールとともに大量の銀テープが舞い「WISH」がスタート。
これで大団円かと思いきや、まだ終わらない。「今夜はみんなを待たせてしまったから、もう1曲届けようかな。真矢くんがまだ帰りたくないって(笑)。Jはまだ帰ってたまるかって(笑)。INORANは、心の声でまだ帰りたくないといってます(笑)。SUGIちゃんは、まだ始まったばかりだって(笑)」とRYUICHI。そしてJが「RYUICHIは歌い足りないといっております(笑)」と援護射撃を送り、RYUICHIの「心を込めて歌います」という言葉の後に演奏されたのは「FOREVER & EVER」だった。1996年の活動休止前最後にリリースされたアルバム『STYLE』収録曲であり、“このメロディーはきっと永遠さ/いつの日も/変わらない”と歌われるこの曲が最後に演奏されたことの意味を、あなたはどう受けとめただろうか? この日、LUNA SEAが鳴らした音楽と、5万5000人のSLAVEたちが共有したもの、そして“REBOOT”で起こった出来事は、永遠に変わることのない真実だ。
<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon- >
2010年12月23日@TOKYO TOME
1.LOVELESS
2.PRECIOUS...
3.G.
4.SLAVE
5.TURE BLUE
6.Sweetest Coma Again
7.LUV U
8.gravity
9.UNTIL THE DAY I DIE
10.VIRGIN MARY
11.Dr & BASS Solo
12.Be Awake
13.BREATHE
14.STORM
15.DESIRE
16.TIME IS DEAD
17.ROSIER
18.TONIGHT
EN1.I for You
EN2.Days of Repetetion (新曲)
EN3.Dejavu
EN4.IN MY DREAM
EN5.WISH
EN6.FOREVER & EVER
◆BARKS LUNASEAチャンネル
◆LUNASEA avexオフィシャルサイト
◆LUNASEA 画像@2010.12.23<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon- >
軽やかな旋律を奏でるINORAN、トリプルネックのギターを鮮やかに操るSUGIZO、身体でリズムをとりながらビートを刻むJ、存在感のあるリズムを叩き出す真矢、なめらかな歌声で瞬時に世界観を作り上げるRYUICHI。そのどれもがLUNA SEAでしかあり得ない、研ぎ澄まされたバンドの音だ。
「東京! 待たせたな! 会いたかったぜーっ!」と挨拶をして、RYUICHIが静かに語りかける。「10年ぶりのこの復活劇に、世界からたくさんの声をもらいました。みんなに感謝しています。我がSLAVEたちよ…。今夜、この会場に集まったすべてのSLAVEたちに、ワールド・ツアーで起こったことを、一曲一曲に込めて伝えていきます」。
「G.」「SLAVE」「TRUE BLUE」と畳み掛け、アリーナの前方エリアを取り囲むように配された花道では、J、SUGIZO、INORANがオーディエンスを煽る。そしてSUGIZOのもとへINORANが歩み寄り、向かい合ってヒザを付き合わせながらギターを弾く二人の姿に、SLAVEの黄色い歓声が上がった。
そして花道をゆっくりと歩いてメンバー全員がセンター・ステージへ移動し、「みんなの真ん中に来たよ。最高の眺め」(RYUICHI)といって、アコースティック・セットで「BREATHE」が披露された。
「10年の時を経て、さらに進化しているLUNA SEAを思いっきり楽しんでください」という短いMCを挟み、「STORM」「DESIRE」「TIME IS DEAD」「ROSIER」「TONIGHT」というバースト・ナンバー連発のフルスロットル状態で本編を駆け抜けた。
そして“アンコール”代わりの「きよしこの夜」の大合唱に応えて、メンバーが再びステージに登場。「サンキュー。メリークリスマス。スゴイね、ほんとにお前らスゴイよ。俺たちは5人でグルーヴしてるけど、お前たちは5万人でグルーヴしてるんだね。まだどうなってしまうか分からないバンドだけど…。次の曲は、みんなへ」(RYUICHI)といって「I for You」を演奏。さらに「今夜、みんなにNEW SONGを届けます。数あるNEW SONGの中から、今夜はピッタリの曲を選んできました」といって新曲「Days of Repetetion」が披露された。INORANがアコギを奏でるミドル・テンポのこの楽曲が、今後どのような形でリスナーに届けられるのかはまだ分からないけれど、新曲が複数誕生していることがこの日、はっきりと証明されたのだ。
これで大団円かと思いきや、まだ終わらない。「今夜はみんなを待たせてしまったから、もう1曲届けようかな。真矢くんがまだ帰りたくないって(笑)。Jはまだ帰ってたまるかって(笑)。INORANは、心の声でまだ帰りたくないといってます(笑)。SUGIちゃんは、まだ始まったばかりだって(笑)」とRYUICHI。そしてJが「RYUICHIは歌い足りないといっております(笑)」と援護射撃を送り、RYUICHIの「心を込めて歌います」という言葉の後に演奏されたのは「FOREVER & EVER」だった。1996年の活動休止前最後にリリースされたアルバム『STYLE』収録曲であり、“このメロディーはきっと永遠さ/いつの日も/変わらない”と歌われるこの曲が最後に演奏されたことの意味を、あなたはどう受けとめただろうか? この日、LUNA SEAが鳴らした音楽と、5万5000人のSLAVEたちが共有したもの、そして“REBOOT”で起こった出来事は、永遠に変わることのない真実だ。
<LUNA SEA 20th ANNIVERSARY WORLD TOUR REBOOT -to the New Moon- >
2010年12月23日@TOKYO TOME
1.LOVELESS
2.PRECIOUS...
3.G.
4.SLAVE
5.TURE BLUE
6.Sweetest Coma Again
7.LUV U
8.gravity
9.UNTIL THE DAY I DIE
10.VIRGIN MARY
11.Dr & BASS Solo
12.Be Awake
13.BREATHE
14.STORM
15.DESIRE
16.TIME IS DEAD
17.ROSIER
18.TONIGHT
EN1.I for You
EN2.Days of Repetetion (新曲)
EN3.Dejavu
EN4.IN MY DREAM
EN5.WISH
EN6.FOREVER & EVER
◆BARKS LUNASEAチャンネル
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