ニコ動の人気歌い手clearが振り返る、飛躍の2010年
2010年、ニコニコ動画の音楽シーンにとっては、歌い手が飛躍した年となった。幅広い音域を歌いこなせる“両生類”の“ピコ”が欧州で行なわれたライヴに出演し、10月にシングルCD「Story」をリリース。イケ声&イケメンの歌い手である“ぽこた”や“蛇足”はライヴなどを重ねながら、2011年1月にミュージカル<東方見聞録>に出演する。
◆clear 画像
透き通った声の持ち主として知られる“clear”の活躍も見逃せない。8月にはニコ動主催のライヴイベント<ニコニコ大会議2010夏>に出演し、大喝采を浴びる。9月に出したソロデビューアルバム『Dearest』は、オリコンの週間アルバムチャートで9位という記録を残した。そして2011年1月8日には、<ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー>の福岡公演に出演する。
1年で大きく成長した“clear”は、自分自身をどうとらえているのか。インタビューで振り返ってもらった。
◆ ◆ ◆
── 2010年は怒濤の忙しさじゃなかったですか?
clear:ヤバかったですね。1月くらいはまだ暇があったんですが、少しずつライヴやアルバムの制作が増えてきていつのまにか。オムニバスにもいくつかお話をいただいて、自分でスケジュールを組んだにも関わらず「あれ、全然時間がない」っていう。自分の限界に挑戦するとともに、人生で一番、充実していた年になりました。
── 2010年、一番印象に残ったことは?
clear:やっぱり8月の<ニコニコ大会議2010夏>ですね。C.C.Lemonホールほどの規模で歌わせていただいたのは初めてでした。僕は昔、バンドをやってたんですが、旧名の渋谷公会堂といえば、あこがれの場所じゃないですか。「そんな会場で本当に僕が歌っていいんですか!?」って驚きました。
── でも当日、clearさんと蛇足さんが一緒に出てきたときに会場の盛り上がりは本当にすごかった。特に女性の歓声が印象に残ってます。
clear:そのお客さんの声を聞いた瞬間、「あ、ヤバい」ってガチガチになっちゃって(笑)。前に出たい気持ちも強いんですが、“緊張しぃ”っていう性格なんです。でも、舞台では自分の持てる実力を100%出し切りました。
── 2010年のライヴやCD収録を通じて、自分は成長したと思いますか?
clear:じょじょに成長していると思います。年初のライヴと今とでは全然違うと思います。ボイストレーニングなどは特にやっていませんが、レコーディングを重ねるだけでもだいぶ歌い方が変わりました。ライヴを想定しながら歌うとか。
── 9月にはソロデビューアルバム『Dearest』を発売して、タワーレコードで発売記念イベントを行ないました。その様子を生中継したニコニコ生放送では、累計で3万再生、常時1万人接続というかなりの人気でしたよね。
clear:いやぁ、本当にありがたいことです。アルバムの話をいただいたのは今年3月くらいで、そこから制作に入ったんですが……。いつの間にか“ケツがパンパン”な状態になっていて(笑)。スケジュール管理も自分でやっているので、なかなかその辺の感覚がつかめてなかったという。
── アルバムはどういうコンセプトで作られたんですか?
clear:2次元から3次元へという感じです。今までclearといえば、イラストの顔しか知られてませんでしたが、今年の大会議やCD発売ライヴを機に顔出しするようになりました。
── レコーディングでは何が大変でしたか?
clear:このCD以外のレコーディングも抱えていたので、ノドがヤバい日がありました。ノドをケアするために、一応、加湿器炊いて、空気清浄機も常時付けています。あとは夜寝る前にハチミツをちょっと飲むとノドがコーティングされる気がするんですが、本当に効果があるのか分かりません(笑)。
── 『Dearest』はオリコンの週間アルバムランキングで9位という記録を残しました。
clear:子供の頃から見てた『CDTV』で紹介されたのが嬉しかったです。事前に紹介されるかどうかわからなかったので、幼なじみの“nero”と一緒にテレビを見てたんですよね。そうしたら3曲くらい放送されて、すごく嬉しかった。Twitterでも文字で“おおおおお”って(笑)。ファンの方も一緒に見ていただいて一緒に喜んでくれて、すごく幸せでした。CDのリリースをきっかけに家族の仲もよくなったんですよ。熊本から上京してからほとんど連絡を取ってなかったんですが、CDが出ることになって電話したら、親戚中に言い回って予約してくれたという。
── neroさんとは「同じマンションに住んでる」という話を聞きました。本当なんですか?
clear:最近、引っ越したのでもう一緒ではないんですが、ちょっと前までは住んでましたね。彼は中学生2年生の頃の同級生で、当時はそんなに仲が良くなかったんですよ。逆に“歌がうまい”という話を聞いていて、それでちょっとライバル意識も持っていたりして(笑)。
── “中2”ですから、プライドがバリバリありますよね(笑)
clear:でも高校の頃に共通の友達の家に集まって遊ぶようになって、一緒にバンドをやってたこともあったんです。その後、いろいろあって地元で音楽をあきらめかけたんですが、実家の居心地がよすぎて“ここにいたら安心してダメになる”と考えて思い切って上京しました。東京に来てからもちょくちょくneroに“来ないの?”って誘っていたら、1年くらいして彼もやってきた。
── そのneroさんも10月の<ニコニコ大会議2010秋>に出演されていました。
clear:感動しますよね、友人が舞台に立ってるのを見るって。彼もめちゃくちゃ歌がうまいから、“プロみたいだ!”と思いました。
── 次の大会議は、地元・九州(福岡会場)での開催になります。
clear:ライヴはいろいろ呼んでいただきましたが、実は九州のイベントは初めてなんですよ。だから僕はめちゃくちゃ楽しみなんですよ。
── ある意味、凱旋ライヴですよね。
clear:“ただいま!”って言いたいです。いつもはお客さんと距離が近いところでライヴをやっているので、緊張しないと思います。皆さんぜひニコ生での中継も見てくださいね!
◆ニコニコ動画(原宿)
◆clear 画像
透き通った声の持ち主として知られる“clear”の活躍も見逃せない。8月にはニコ動主催のライヴイベント<ニコニコ大会議2010夏>に出演し、大喝采を浴びる。9月に出したソロデビューアルバム『Dearest』は、オリコンの週間アルバムチャートで9位という記録を残した。そして2011年1月8日には、<ニコニコ大会議2010-2011全国ツアー>の福岡公演に出演する。
1年で大きく成長した“clear”は、自分自身をどうとらえているのか。インタビューで振り返ってもらった。
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── 2010年は怒濤の忙しさじゃなかったですか?
clear:ヤバかったですね。1月くらいはまだ暇があったんですが、少しずつライヴやアルバムの制作が増えてきていつのまにか。オムニバスにもいくつかお話をいただいて、自分でスケジュールを組んだにも関わらず「あれ、全然時間がない」っていう。自分の限界に挑戦するとともに、人生で一番、充実していた年になりました。
── 2010年、一番印象に残ったことは?
clear:やっぱり8月の<ニコニコ大会議2010夏>ですね。C.C.Lemonホールほどの規模で歌わせていただいたのは初めてでした。僕は昔、バンドをやってたんですが、旧名の渋谷公会堂といえば、あこがれの場所じゃないですか。「そんな会場で本当に僕が歌っていいんですか!?」って驚きました。
── でも当日、clearさんと蛇足さんが一緒に出てきたときに会場の盛り上がりは本当にすごかった。特に女性の歓声が印象に残ってます。
clear:そのお客さんの声を聞いた瞬間、「あ、ヤバい」ってガチガチになっちゃって(笑)。前に出たい気持ちも強いんですが、“緊張しぃ”っていう性格なんです。でも、舞台では自分の持てる実力を100%出し切りました。
── 2010年のライヴやCD収録を通じて、自分は成長したと思いますか?
clear:じょじょに成長していると思います。年初のライヴと今とでは全然違うと思います。ボイストレーニングなどは特にやっていませんが、レコーディングを重ねるだけでもだいぶ歌い方が変わりました。ライヴを想定しながら歌うとか。
── 9月にはソロデビューアルバム『Dearest』を発売して、タワーレコードで発売記念イベントを行ないました。その様子を生中継したニコニコ生放送では、累計で3万再生、常時1万人接続というかなりの人気でしたよね。
clear:いやぁ、本当にありがたいことです。アルバムの話をいただいたのは今年3月くらいで、そこから制作に入ったんですが……。いつの間にか“ケツがパンパン”な状態になっていて(笑)。スケジュール管理も自分でやっているので、なかなかその辺の感覚がつかめてなかったという。
── アルバムはどういうコンセプトで作られたんですか?
clear:2次元から3次元へという感じです。今までclearといえば、イラストの顔しか知られてませんでしたが、今年の大会議やCD発売ライヴを機に顔出しするようになりました。
── レコーディングでは何が大変でしたか?
clear:このCD以外のレコーディングも抱えていたので、ノドがヤバい日がありました。ノドをケアするために、一応、加湿器炊いて、空気清浄機も常時付けています。あとは夜寝る前にハチミツをちょっと飲むとノドがコーティングされる気がするんですが、本当に効果があるのか分かりません(笑)。
── 『Dearest』はオリコンの週間アルバムランキングで9位という記録を残しました。
clear:子供の頃から見てた『CDTV』で紹介されたのが嬉しかったです。事前に紹介されるかどうかわからなかったので、幼なじみの“nero”と一緒にテレビを見てたんですよね。そうしたら3曲くらい放送されて、すごく嬉しかった。Twitterでも文字で“おおおおお”って(笑)。ファンの方も一緒に見ていただいて一緒に喜んでくれて、すごく幸せでした。CDのリリースをきっかけに家族の仲もよくなったんですよ。熊本から上京してからほとんど連絡を取ってなかったんですが、CDが出ることになって電話したら、親戚中に言い回って予約してくれたという。
── neroさんとは「同じマンションに住んでる」という話を聞きました。本当なんですか?
clear:最近、引っ越したのでもう一緒ではないんですが、ちょっと前までは住んでましたね。彼は中学生2年生の頃の同級生で、当時はそんなに仲が良くなかったんですよ。逆に“歌がうまい”という話を聞いていて、それでちょっとライバル意識も持っていたりして(笑)。
── “中2”ですから、プライドがバリバリありますよね(笑)
clear:でも高校の頃に共通の友達の家に集まって遊ぶようになって、一緒にバンドをやってたこともあったんです。その後、いろいろあって地元で音楽をあきらめかけたんですが、実家の居心地がよすぎて“ここにいたら安心してダメになる”と考えて思い切って上京しました。東京に来てからもちょくちょくneroに“来ないの?”って誘っていたら、1年くらいして彼もやってきた。
── そのneroさんも10月の<ニコニコ大会議2010秋>に出演されていました。
clear:感動しますよね、友人が舞台に立ってるのを見るって。彼もめちゃくちゃ歌がうまいから、“プロみたいだ!”と思いました。
── 次の大会議は、地元・九州(福岡会場)での開催になります。
clear:ライヴはいろいろ呼んでいただきましたが、実は九州のイベントは初めてなんですよ。だから僕はめちゃくちゃ楽しみなんですよ。
── ある意味、凱旋ライヴですよね。
clear:“ただいま!”って言いたいです。いつもはお客さんと距離が近いところでライヴをやっているので、緊張しないと思います。皆さんぜひニコ生での中継も見てくださいね!
◆ニコニコ動画(原宿)
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