GACKT、<神威♂楽園 de フキナ祭>レポPart2
GACKTが、ファンクラブ限定ツアー<神威♂楽園 de フキナ祭>(カムイガクエン デ フキナサイ)の最終公演を千葉ポートアリーナで11月14日、開いた。「学園祭」をテーマにした会場は、参加者全員「学生服」の「ドレスコード」付き。メーンイベントでは、“性”徒会長に扮したGACKTが結成したロックバンド「Super Excelent High School Student In JAPAN」が登場し、カバー曲ばかり14曲を演奏した。アンコールでは茶のブレザーから、白の短ランに着替えたGACKT。歌以外にドラム、軽快なダンスなども披露した。
◆GACKT画像
キーンコーンカーンコーンというチャイムの音で始まった公演は、「神威♂楽園」の入学式として、校歌斉唱、教頭・校長先生のあいさつと通常の学校行事のような形で進行。前半はGACKTのバンドメンバー、ダンサーが芝居やダンスを行なうなど盛りだくさんの内容で観客を盛り上げた。
後半は「コピーバンド」が登場。アーティスト名、楽曲名は明かせないが、12月に2007年以来の東京ドーム公演を行なうロックバンドの楽曲、山梨県出身の3人組の冬の代表曲などを熱唱した。前出のバンドの楽曲披露の際は、マイクスタンドを両手で握り、片足の膝を曲げてリズムを取る独特の歌い方も真似るなど徹底的にコピー。14曲中、唯一のオリジナル曲「The Next Decade」の演奏の際は、「曲なんて聴いている場合じゃない」とGACKT自らリズムに合わせた掛け声、ジャンプを演奏前にファンらに指導。学生服姿の5000人が曲に合わせて飛び跳ね大盛り上がりとなった。
アンコールでは、ファンが両手をクロスさせジャンプすることでも知られる某ロックバンドの楽曲を披露。GACKTは上半身裸で2バスのドラム演奏を見せ聴衆を圧倒した。演奏後は、某リーダーと同じく真っ赤なバラを客席に投げるパフォーマンス。その洞察力と徹底ぶりに脱帽させられた。
GACKTは11月20日から主演舞台「眠狂四郎無頼控」の名古屋公演(中日劇場)がスタート。2011年2月2日にライブDVD「YELLOW FRIED CHICKENz 煌☆雄兎狐塾 ~男女混欲美濡戯祭~(仮)」を発売する予定。
取材・文●西村綾乃