今、語られたMINA妊娠の裏側。「MAXを裏切った女」放送に大反響

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TBS系で9月17日に放送された『中居正広の金曜日のスマたちへ』にMAXが出演し、自身のターニングポイントと言える、MINAの妊娠発覚の頃を番組初となるメンバー本人の出演による再現VTRを交えながら振り返った。この模様が、瞬間最高視聴率は16.8%(平均視聴率は14.5%)の高視聴率を記録するなど大反響となっている。

◆出禁の話などなどMAXが今までひた隠しにしていた(?)裏話しかない「冬だ一番MAX祭り!」まとめページ

番組を観ていなかった人のために、放送された内容を紹介しよう。

自身のアルバム2枚(1996年12月11日発売『MAXIMUM』と、1997年12月25日発売『MAXIMUM II』)がミリオンセラーを達成するなど、全盛期をむかえていたMAX。ところが、次第に人気に陰りが見え始めた時に発覚するのがMINAの妊娠。そしてMAXは、解散の危機へと陥る。

2001年のクリスマス・イブ。MINA以外のメンバーが突然、所属事務所のマネージャーから呼び出された。その日は年末にも関わらず仕事は入っていなく、個人個人の時間を過ごしていたが「ここでもう一踏ん張り、頑張ろう。」と、メンバー全員で結束を確認した矢先のことでもあった。

事務所の会議室に入ると、MINAと事務所スタッフが座っていた。そしてスタッフの口から、3人に突然、ひとつの事実が告げられる。「MINAは今、妊娠3か月だ。後のことを話し合うように。」

部屋を後にしたスタッフ。残されたのは、うつむいたままのMINAと、驚きのあまり声が出ない残りのメンバー。そしてリーダーのNANAから最初に出た言葉は、「なんで? なんで、できたの? たまたま? 欲しかったの?」と、怒りながらの質問。それもそのはず。MAXのメインヴォーカルのMINAが抜けるということは、MAXにとって大打撃。MAXにとってそれは、最悪の場合、解散に直結してしまいかねない状況だったのだ。

当時のことを振り返り、NANAは「本当に恥ずかしいのですが、自分たちのことで頭がいっぱいになり、祝福の言葉などかけられなかった。」と、涙ながらに話す。REINAとLINAも同じ気持ちであった。残された3人にとって、MINAは“MAXを裏切った女”としか、見えなかったのだ。

「彼と産まれてくる子供との将来」しか考えられなかったMINAと、MAXのことと自分のことしか考えられなかった残りメンバー。この頃のMAXのメンバー間には、相手のことを考える余裕はなかった。

年が明けると、すぐにその妊娠が公に発覚。記者会見を開かなければならなくなった。メディアからの要請で、メンバー全員が出席した記者会見。ところが、その場での彼女らは、見事だった。幸せに満ち溢れるMINAと、それを心から祝福している残りのメンバーを“演じきっていた”のだ。

10代の頃から同じ目標を持ち頑張ってきた4人。そしてグループとして最大のピンチが訪れた時、仲間のひとりが別の幸せを手にして、違う方向に歩き出してしまった。そして残された3人のメンバーは、「MINAの幸せを祝福できないなんて、心がせまい。」と責めるには気の毒なほど、仕事がないどん底の時期を味わっていた。ただ逆に、“MINAを見返してやろう”と自身の努力を怠らず、またMAX再生の為に考えられるすべての事にみんなで協力し、チャレンジしていた。

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