ラスマス・フェイバーのアニソンカヴァー第2弾決定、“プロの本気”再び…

ポスト

プロが本気を出すことほど恐ろしいことはない。そんな“プロの本気”を味わえるカヴァーアルバムのリリースが決定した。外国人アーティストによるアニソン・カヴァーのルーツともいえる人気作『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード~』のシリーズ第2弾だ。

◆ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ 画像、話題を集めたライヴ映像

2009年11月にリリースされた第1弾、『ラスマス・フェイバー・プレゼンツ・プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード~』といえば、ハウス・シーンの貴公子として知られるスウェーデンのラスマス・フェイバーがプロデュースを手掛けた作品。元々、ラスマスがジャズプレイヤーだったこと、コアなアニメファンであったことから企画がスタート。本人自らも選曲に参加し、原曲の良さを最大限に引き出しながら、スウェーデン国内屈指のミュージシャンとともに、「ハレ晴レユカイ」「ハッピー☆マテリアル」「Genesis of Aquarion(創聖のアクエリオン)」「星間飛行」などの、150曲以上の候補曲の中から選ばれたアニソンを、想像の斜め上を行くほどの美しい北欧ジャズにガチンコでアレンジしている。

さらに『交響詩篇エウレカセブン』のキャラクターデザイン、アニメーターを務めた吉田健一氏をジャケットのアートワークに起用するなど、アニメとジャズへの愛情を惜しみなく注ぎ込んだ同作は、発売するや、ラスマスのファンはもちろん、ジャズ好き、アニソンファンから大きな支持を集めた。また、JAZZ専門誌『Swing Journal』からアニメ専門誌『ニュータイプ』まで様々なメディアでも絶賛された。

そして2010年3月2日にニコニコ動画にアップされたライヴ映像は、再生回数25万回を記録しランキング1位を獲得。その驚愕のクオリティと愛情溢れるパフォーマンスには「プロの本気」「謎の罪悪感」「演奏していただいた」などリスペクト溢れるタグが貼られ、ニコ動の映像には「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」と謎の謝罪コメントが並んだ。ちなみに本作は、iTunesアニメチャートでも1位を獲得し、Amazonのジャズ・チャートも制覇している。

以上のように、アニソンファン、ジャスファンの度肝を抜いた作品の第2弾。制作にあたってのラスマスからのコメントは以下の通りだ。

「昨年リリースされたプラチナ・ジャズをサポートしてくれて本当に有り難う。皆さんのおかげで第2弾が作れることになって、凄く嬉しいんだ! 僕、そしてバンドメンバーは、今回も楽しんでもらえるよう、一生懸命準備をしているよ。前作同様、素晴らしいアニメ楽曲を新旧問わずセレクトしている。ホーン、ストリング・セクション、ピアノ・トリオ、そして『Genesis of Aquarion』を歌ってくれたエミリー・マクイーワンにも数曲歌ってもらうんだ。さらに今回新しく参加してもらうミュージシャンがいるんだけど、それはなんと男性ヴォーカリストなんだ。今は『キグルミ惑星』のリハーサルをやってるよ。凄く楽しんで制作しているので、皆さんにも楽しんでもらえたら嬉しいな!」── ラスマス・フェイバー

現在ラスマスは、スウェーデンでアルバム・レコーディングの真っ最中。発売日や曲目などの詳細は随時オフィシャルサイトにアップされる予定とのこと。ちなみに彼の発言の中にある「キグルミ惑星」とは、アニメ『はなまる幼稚園』のエンディング曲。“アニソン版エマーソン・レイク・アンド・パーマー”と称され、ファンを騒然とさせたオペラとプログレが融合した壮大な組曲だ。

ラスマスの手によって、おしゃれなジャズに生まれ変わるアニソン。今度はどんな“プロの本気”を見せてくれるのだろうか。

◆プラチナ・ジャズ オフィシャルサイト
◆iTunes Store 『プラチナ・ジャズ ~アニメ・スタンダード Vol.1~』(※iTunesが開きます)
この記事をポスト

この記事の関連情報