GACKT、「脱ぎたいやつは全部脱いじまえ!」
GACKTが、ZEPP TOKYOで8月29日、水着着用の客のみを入場させるライブ<煌(きらめき)☆雄兎孤塾(おとこじゅく)~男女混浴美濡戯祭(だんじょこんよくみじゅぎまつり)~>を開いた。会場にはセクシーなビキニ姿の女性やトランクス姿の男性がずらり。GACKTは「脱ぎたいやつは全部脱いじまえ!」とあおり、7月に発売した新曲「EVER」など16曲を熱唱した。
◆GACKT<男女混浴美濡戯祭>画像
入場者は子供も大人も全員水着。異常な空気感の中、ステージは「斬~ZAN~」で幕開けした。刀を片手に、右目に眼帯をした“独眼竜”で登場したGACKT。炎が吹き上がる演出に興奮は一気に加速した。
「Lu:na」では曲中盤でシャツのボタンを引きちぎりGACKT自らも上半身裸に。身体を揺らし「キミの奥までたどりつきたい」と歌う「Vanilla」では、鍛え上げられた身体を、なまめかしくなぞり客を挑発。右手でパンツをズリ下げると悲鳴のような歓声が響いた。
「身も心も引き締めてかかってこい!今年最後の祭り。全身全壊でいく」と掲げたライブはカラダとカラダがぶつかり合う裸祭り。自らを壊しそうなほどの“気愛”に、GACKTの背中にも大粒の汗が。ふらつきながらも天に拳を突き上げる姿に会場から「兄貴コール」がわき起こった。GACKTは「男! お前らオレたちと一緒だ。大馬鹿野郎だ!」と渇、「女! こんな男たちでもしっかり背中支えてくれよ!」とフロアを見つめた。
ステージは6月から全28公演で5万5000人を動員したライブハウスツアーの最終公演として開かれたもの。ツアー中盤の7月16日からは自身初の欧州ツアーを行い4000人を集客していた。
GACKTはこの後、9月28日から大阪・新歌舞伎座で開幕する舞台「眠狂四郎無頼控」に主演する予定。
取材・文・撮影●西村綾乃