『JOYSOUND』カラオケ上半期ランキング発表

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カラオケ『JOYSOUND』にて歌唱された楽曲の回数に基づき集計された、「2010年上半期カラオケランキング」が発表された。集計期間は2010年1月1日から6月20日、この上半期で最も歌われた曲は、不動の人気を誇る「キセキ」であった。

◆各ランキングデータ画像

総合ランキングでは、2008年、2009年と2年連続総合ランキング1位を獲得したのがGReeeeN「キセキ」。また、2009年の日本レコード大賞で新人賞を受賞したヒルクライムの「春夏秋冬」が2009年のランクイン圏外から3位へ猛烈急浮上。「iroha(sasaki) feat.鏡音リン」、「minato(流星P) feat.初音ミク、巡音ルカ」、「supercell」といったVOCALOID系楽曲がランキングも上位に多数食い込んできており、ネットから生まれたヒット曲が、そのまま日常のカラオケに浸透している様子が良く分かる。

アーティストランキングでは、こちらも2009年年間ランキングに引き続き、EXILEが1位を獲得。国民的アーティストとして、もはや不動のポジションか。2009年は意外にも6位にとどまった嵐が2位と大きく躍進。まだまだ上昇気流は強く、EXILEの牙城を崩す日がくるかもしれない。ここでも特筆は、8位にランクインしたsupercellの活躍ぶり。VOCALOID系楽曲強し。メロディーの秀逸さはもとより、VOCALOIDになりきって生歌で歌う面白さにはまる若者多し、というところか?

アニメ/特撮/ゲームランキングでも、『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」の強さは変わらず。2008年、2009年に続き、圧倒的な支持を得ての1位だ。『マクロスF』や『涼宮ハルヒの憂鬱』など人気の高いアニメが上位を占めているが、『化物語』『とある科学の超電磁砲』からも今回初のランクインをみせている。

洋楽ランキングでは、名曲「We Are The World」が1位を獲得。カラオケルームで全員で合唱する様子が目に浮かぶようだ。そしてその後に続くのがレディー・ガガ。2010年はなりきりガガが全国にたくさん発生したことだろう。

演歌/歌謡曲ランキングでは、みなさんの想像通り、1位獲得は坂本冬実「また君に恋してる」。2009年首位の秋元順子「愛のままで…」も3位にとどまり、その人気は堅いようだ。また作品リリースの刺激を受けてか、テレサ・テンのランクインが特徴的。

VOCALOID系でランキングをみてみると、アーティストランキングで登場したsupercellの作品は3位「メルト」が最高位となり、「炉心融解」と「magnet」が断トツの支持を得て1位2位を争った。もちろん今回ランキング初登場のラインナップだ。

「上海アリス幻樂団」によって制作された『東方Project』と総称されるゲームのBGMを元に、主に一般のユーザーが歌詞をつけて、インターネット上や即売会等で人気が出た東方系楽曲では、1位の「チルノのパーフェクトさんすう教室」をはじめ、6位までは2009年年間ランキングの順位をそのまま維持。定番楽曲の圧倒的強さを見せつける結果となった。

最後にカラオケJOYSOUND Wiiランキング。ゲーム機Wii向けカラオケソフト『カラオケJOYSOUND Wii』がインターネットに接続された状態で歌唱された中からのランキングだ。Wiiというゲーム機の特性もあってか、GReeeeN「キセキ」を2位におさえ、いきものがかりの「YELL」が1位に躍り出てきたのは、家庭で全世代が楽しむ様子の現れと思われる。もちろん「崖の上のポニョ」など、ファミリー向け楽曲の人気も健在。ここでの嵐人気は特筆。

なお、下記のケータイサイトでは、各ランキングが発表となっているが、いわゆる“セツナ系”楽曲の人気が高く、配信で人気の高いアーティストの活躍が目立つ結果となったようだ。ケータイランキングの詳細は「JOYSOUND[メロ×うた]」内の特設ページに掲載されている。

ケータイランキング(カッコ内はコンテンツ種類)
・JOYSOUND[フル×歌詞](着うたフル®)
・JOYSOUND[メロ×うた](着信メロディ)
・JOYSOUND[歌詞] (歌詞)
・JOYSOUND[カラオケ](ケータイカラオケ)
・JOYSOUND[ギタナビ](ギターコード)
・JOYSOUND[ボイス](着信ボイス)
・JOYSOUND[コール](呼出音)
・ゲームボカン!(ゲーム)

◆「JOYSOUND[メロ×うた]」 上半期ランキング特設ページ
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