オムニバスライブ<卒業のうた>でステージと客席が感動の嵐

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卒業シーズンまっただ中の3月20日、東京・中野サンプラザにてWOWOWオリジナルのオムニバスライブ<卒業のうた>が行なわれた。このライヴは2008年3月に第1回が行なわれ、大好評だったため毎年3月の卒業シーズンに開催。人気アーティストが出演し、“卒業”というテーマにピッタリの楽曲を披露するものだ。

3年目となる今回は、伊藤由奈、キマグレン、元ちとせ、槇原敬之、横山剣(クレイジーケンバンド)、渡辺美里が登場した。

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注目の新人として中澤信栄がソウルフルな歌声を響かせた後、逗子出身のキマグレンが登場し、大ヒット曲「LIFE」で会場は一気にヒートアップ。「卒業といえばサヨナラだけど、それが始まりのサヨナラになればいい」とKUREIが卒業する人へメッセージを送り、「僕たちとは“海”つながり!」というハワイ出身の伊藤由奈とともに、カーペンターズの名曲「Top of the world」をレゲエ風のアレンジで歌った。伊藤は「ハワイの高校を卒業してからデビューすることになり、日本へ来ました」と思い出を語り、デビュー曲「ENDLESS STORY」をしっとりと歌い上げた。続いて「ワダツミの木」などを熱唱した元ちとせは奄美大島出身。「私の通った小学校は全校生徒が4人だけ。大好きな先生とお別れするとき貝殻をあげたけど、先生はそれを亡くなるまで持っていてくれました」と感動的なエピソードを披露した。

デビュー25周年の渡辺美里は「高校最後の日、卒業式に出た格好のままデビュー曲のレコーディングに向かいました。今でも昨日のことのように覚えています」とあいさつ。「卒業」「10 years」などをパワフルに歌い上げ、会場からは大きな拍手が起こった。クレイジーケンバンドの横山剣は「タイガー&ドラゴン」に続き、「娘の卒園式でグっときた曲」と唱歌「さよなら僕たちの幼稚園」をチョイス。ジャンルを越えて横山剣の歌に変えてしまう、オリジナリティ溢れるパフォーマンスを披露した。

そして、トリを務めたのは当代一のソングライターでもある槇原敬之。せつないメロディーが印象的な「遠く遠く」や「GREEN DAYS」などのヒット曲で会場を総立ちにさせた。また、「めっちゃファンやねん!」という横山剣とのスペシャル・コラボも。尾崎紀世彦の名曲「また逢う日まで」でこの日限定のハーモニーを聴かせた。さらにダブルミリオンのヒット曲「どんなときも。」にはキマグレン、伊藤由奈、元ちとせも参加。フィナーレは全員がステージに集結し、国民的な卒業ソングとも言うべき渡辺美里の「My Revolution」、槇原敬之の「世界に一つだけの花」を合唱。会場と一体になり、新しいステージへ向かう人たちへの応援メッセージを“うたの力”で届かせた。

この模様から選りすぐりの楽曲が、3月31日(水)夜9:00~WOWOWにて放送されるのでお楽しみに。また、番組ナレーションを女優・貫地谷しほりが務める。この日の映像にも登場し、観客を驚かせた。こちらもお見逃しなく。

撮影:福岡諒祠

<ライブW「卒業のうた'10 ~song for tomorrow~」>
3月31日(水)夜9:00~放送

◆WOWOWオフィシャルサイト
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