ピンク・フロイド、レーベルとの裁判に勝訴

アルバムを1つの作品と考え、シングル・カットに消極的だったピンク・フロイド。裁判所は、契約には「アルバムの芸術性を保護する」条項が含まれていると認め、EMIはバンドの承諾なしに彼らのトラックを個別に販売することはできないと言い渡した。
バンドの代理人は「フィジカル・プロダクトにおいてはコントロールできるのに、オンライン・プロダクトは駄目だというのはおかしい」と主張。EMI側は、契約書には「レコード」とあり、それはフィジカル・プロダクトを指しオンライン販売は当てはまらないと反論していたが、前者の言い分が認められるかたちとなった。
ピンク・フロイドはまた、オンライン・セールスをめぐる印税の計算方法についても異議を唱えていた。EMIは裁判費用4万ポンド、および罰金(未定)の支払いを命じられた。
Ako Suzuki, London
この記事の関連情報
【俺の楽器・私の愛機】1792「ギルモア」
ロジャー・ウォーターズ、「Wish You Were Here」は「ギルモアのリフを聴いて1時間で完成した」
ロジャー・ウォーターズ、パレスチナの平和を願い教会で「Wish You Were Here」を演奏
プラネタリウム・ショー「ピンク・フロイド/The Dark Side Of The Moon」爆音上映決定
デイヴィッド・カヴァデール、デイヴ・ギルモアから驚きの質問「僕はホワイトスネイクに加入するのか?」
スティーヴン・ウィルソン「リック・ライトのソロ作は失われたピンク・フロイドの作品のような存在」
デヴィッド・ギルモア、シド・バレットに会いに行かなかったことを後悔
シド・バレットのドキュメンタリー監督「彼は夜中にDIYをやってただけかも」
G・ボネット、R・ウェイクマン、D・ロンバードら、ピンク・フロイドの楽曲カヴァーを公開