AC/DCのブライアン・ジョンソン、ファンに募金を要求するアーティストを非難

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AC/DCのフロントマン、ブライアン・ジョンソンが、ファンに募金を要求したり、自分のチャリティ活動を大々的に宣伝するアーティストに対し不快感を示した。ジョンソンはチャリティ活動をやるなら「自分でやる。やっていることをいちいち他人に話さない」という。

彼はオーストラリアの『Herald Sun』紙にこう話したという。「俺は、みんなに募金しろなんてこと言わないよ。そんな金ないだろ。俺が労働者だったとき、アフリカの子供たちのことを考えるべきだなんてこと言うアホのコンサートに行きたいとは思わなかった。悪いけど、自分でやるんだな。自分の金使ってやれよ。頭にくる」

かつてライヴ・エイド(1985年)への出演を断ったAC/DCだが、ジョンソンはあのイベントは失敗だったと続けている。「ボブ・ゲルドフは機転の利いた奴だ。当時正しいと思ったことをやったんだろうが、うまく行かなかった。金は貧しい奴らのとこには行かなかった。パブリシティのために政治やチャリティを使おうとする奴には我慢ならない」「チャリティ・ギグ、けっこうなことだ。でも、世界中で放送することはない」

また、現行のツアーでリタイアするとの噂もあったジョンソンだが、身体次第だが「できる限り続けたい」と話した。「もちろん、俺はリタイアなんかしたくない。でも、身体や声がいっぱいいっぱいになったら、俺にはどうしようもできないって言っているんだ。プライドってやつだよ。自分自身やバンド、ファンをガッカリさせたくないからな」

AC/DCは今週からオーストラリア・ツアーをスタート。その後、待望の来日公演が待っている。

Ako Suzuki, London
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