三浦大知が魅せた。ツアーファイナルにはCOMA-CHIもサプライズで登場

◆三浦大知 画像@2009.11.22 <DAICHI MIURA LIVE TOUR 2009 “Who's The Man”>最終公演
最終日22日の渋谷AXは超満員。その上、有名アーティストやジャーナリストも多数駆けつけるなど、常に高みを目指し続けて成長し続ける三浦大知の“最新の姿”への注目度の高さが現れていた。
ヴォーカリスト、パフォーマー(ダンサー)としての姿に加えて、ソングライターとしての三浦大知を開花させたといっても過言ではない2ndアルバム『Who's The Man』。しかし、そんな彼の真髄はやはり生のパフォーマンスにこそ。彼は、ライヴの構成や演出、ダンスの振り付け等も自身で行なうなど、ライヴにおいては完全セルフプロデュース体制をとる。そして、UsherやBeyonceなどの振り付け師からも「彼は一流のダンサー」と言われるほどのスキルを持つ世界基準のダンスパフォーマンスと圧倒的な歌唱力を武器に、自身が頭の中で描いたライヴパフォーマンスを具現化させてしまうのだ。

中盤では、Folder時代にもカヴァーした事があるThe Stylistics「You Make Me Feel Brand New」で美しいファルセットを聴かせる。さらに、「本当のダンサーソロを観てみたかった」と、信頼するダンサー達にぶっつけ本番で音を流し、その場で即興でダンスソロをパフォーマンスさせるという演出。このような発想は、もちろんダンサーでもある彼ならではものといえる。またライヴでの定番であり、後半突入の合図でもある「DANCE NUMBER」では、マイクを握らずダンスだけで魅せるなど、パフォーマーとして、そしてコレオグラファーとして、さらに演出家としての腕、センスを感じさせるライヴ展開をみせた。

さらにアンコール。「これからも音楽で皆さんに恩返しをして行きたい」と、丁寧に自身の気持ちを述べ、ステージに運ばれてきたピアノで、自らソングライトした楽曲「You&Me」をラストナンバーとして弾き語りで披露。1年前から始めたというピアノを前に堂々としたパフォーマンスには、彼の音楽へのひたむきで真摯な姿勢、想いが込められ、最後の最後の瞬間まで、会場全体が“三浦大知の音楽”に包まれた。
2ndアルバム時でのインタビューにて「声の出し方とか、自分の体の構造とか、声帯のこととかを含めて、昔より分かってきた。歌い方への引き出しが増えた。」と自ら語っていた三浦大知。そんな彼の現在進行系を見せつけたのが今回のツアーであり、彼の未来のパフォーマンスに期待せずにはいられなくなるようなライヴがそこにはあった。
そして三浦大知。やっぱりあなたは、どこまでも本物のアーティストだ。
【三浦大知 ライヴ情報】
年末にスペシャル追加公演決定!
<J-WAVE YEAH END SPECIAL LIVE DAICHI MIURA“Who's The Man;Returns”>
日時:2009年12月29日 open 16:00 / start 17:00
場所:SHIBUYA-AX (東京/渋谷)
◆iTunes Store 三浦大知(※iTunesが開きます)
◆アルバム『Who's The Man』のCD情報&「Who's The Man」PV映像
◆三浦大知 オフィシャルサイト
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