DIR EN GREY、1年ぶりの全米ツアーに各地が激震。初の南米公演も大成功
去る11月2日、テキサス州ヒューストンでの公演を皮切りに<TOUR09 ALL VISIBLE THINGS>と銘打たれた全米ヘッドライン・ツアーを開始しているDIR EN GREY。現時点での最新アルバムにあたる『UROBOROS』の発売とほぼ時を同じくして実践された前回のツアーからちょうど1年ぶりということになるが、今回の公演日程について何よりも特筆すべきなのは、彼らにとって初となる南米での公演が含まれている事実。前述のヒューストン公演の翌日、同じテキサス州内のダラスでのライヴを終了したのち、一行は南半球に飛び、11月6日にはチリの首都、サンティアゴで単独公演を行なっている。当然ながら初の南米訪問は熱く歓待され、彼らの到着を待つ空港ロビーにも情報を嗅ぎつけた群衆が殺到。公演会場で数日前から行列を作っていたファンの熱心さについては、メンバー自身のインタビューなどとともに現地TV局の一般ニュース番組でも報道されている。
その翌日から2日間にわたり、ブラジルのサンパウロで開催されていたのが、<MAQUINARIA FESTIVAL 2009>だ。このフェス自体は2009年で2回目の開催というまだ歴史の浅いものだが、SUICIDAL TENDENCIESやBIOHAZARD、SEPULTURAなどの出演により好評を博した2008年度の成功を踏まえながら、規模を拡大して行なわれた今回は、11月7日と8日の両日で、のべ3万人近い動員を記録。7日の公演ではメイン・ステージの出演者としてFAITH NO MORE、JANE'S ADDICTION、DEFTONESなどが名を連ね、DIR EN GREYは翌8日に登場。当然ながらメイン・ステージへの出演であり、EVANESCENCEやPANIC! AT THE DISCO、ダフ・マッケイガン率いるLOADEDなどとステージをともにした。
具体的な演奏内容については敢えて触れずにおくが、彼らのライヴを目撃した関係者たちからの肉声が早くも届いている。まず、このフェスの取材に訪れていた現地の新聞記者は、「このバンドの、尽きることのないエネルギーは一体どこから来ているのか? 本当にパワフルでエキサイティングなライヴだった」と絶賛。主催者側のスタッフで、当日ずっとDIR EN GREY周辺のケアを担当していた人物は、「ライヴが始まった瞬間、何故かSLAYERの存在が頭に浮かんだ。京にはトム・アラヤと重なる何かがある」と語っていたという。余談ながら今回のツアーでギター・テクニシャンを務めているのは、そのトム・アラヤの実弟にあたるジョン・アラヤであり、ツアー・マネージャーとPA担当を兼任しているリックもSLAYERとの長い仕事歴を持っている人物。なにやら因縁めいたものを感じさせられるが、もちろんこの発言の主が、そうした事情を把握しているはずもない。
また、そのリックによれば、EVANESCENCEの照明担当者は、「音が最高にいい。こんなに素晴らしいバンドがいたとは知らなかった」と、彼に耳打ちしてきたというし、リック自身も「どの出演者よりも鮮烈な印象を残すことができたはずだ」と確信を口にしているだけに、今回のフェス出演が成功に終わったことは間違いないと言っていいだろう。さらにはEVANESCENCEのヴォーカリスト、エイミー・リーが、DIR EN GREYのステージを相当ノリノリな様子で見ていたという目撃情報もあるし、ダフ・マッケイガンに至っては、LOADEDのメンバーたちやクルーまで引き連れて彼らのステージを観ていたとの話もある。去る6月、英国の<DOWNLOAD FESTIVAL>への出演時にもDIR EN GREYと遭遇しているダフ(実に、楽屋が隣同士だった)は、それ以来、「注目すべきバンド」として彼らの存在を気にかけていたのだという。
終演後にはMTVや『Rolling Stone』誌をはじめ、現地メディアからの取材も殺到。それもまた、彼らが初めて訪れたブラジルに鮮烈な印象を残したことの証拠と言っていいだろう。しかしもちろん、このツアーはまだ序盤を終えたに過ぎない。11月23日、サンフランシスコでこのツアーが幕を閉じる前に、また新たな情報が届き次第、お伝えすることをお約束しておく。
増田勇一
<DORJE>
12月28日(月) 大阪府 なんばHatch -「a knot」&ONLINE only-
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
12月30日(水) 愛知県 Zepp Nagoya -「a knot」&ONLINE only-
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
【チケット申込方法】
本公演は、オフィシャルファンクラブ「a knot」&オフィシャルモバイルサイトDIREN GREY ONLINEの会員を対象とした初の限定LIVE。チケット申込方法については、それぞれ異なるので、オフィシャルサイトを確認のこと。
<UROBOROS -with the proof in the name of living...->
2010年1月09日(土)日本武道館
2010年1月10日(日)日本武道館
[問]フリップサイド 03-3466-1100
<TOUR09 ALL VISIBLE THINGS>
11月16日(月) シカゴ(イリノイ州) / Metro
11月18日(水) イングルウッド(コロラド州) / Gothic Theatre
11月20日(金) ウェストハリウッド(カリフォルニア州) / House of Blues Sunset Strip
11月22日(日) ウェストハリウッド(カリフォルニア州) / House of Blues Sunset Strip
11月23日(月) サンフランシスコ(カリフォルニア州) / The Fillmore
NEW SINGLE「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」
2009.12.02 RELEASE
[初回生産限定盤]CD+DVD
SFCD-0066~67 \1,890 (tax in)
[通常盤]CDのみ
SFCD-0068 \1,260 (tax in)
【収録曲】
[CD]
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
残
蝕紅 (Shot In One Take)
[DVD] *初回生産限定盤のみ
蝕紅 (Shot In One Take)
レコーディング風景 他
MUSIC CLIP COLLECTION DVD
『AVERAGE BLASPHEMY』
SFBD-0021 ¥5,775(tax in)
2009.10.28 RELEASE
◆iTunes Store DIR EN GREY(※iTunesが開きます)
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
その翌日から2日間にわたり、ブラジルのサンパウロで開催されていたのが、<MAQUINARIA FESTIVAL 2009>だ。このフェス自体は2009年で2回目の開催というまだ歴史の浅いものだが、SUICIDAL TENDENCIESやBIOHAZARD、SEPULTURAなどの出演により好評を博した2008年度の成功を踏まえながら、規模を拡大して行なわれた今回は、11月7日と8日の両日で、のべ3万人近い動員を記録。7日の公演ではメイン・ステージの出演者としてFAITH NO MORE、JANE'S ADDICTION、DEFTONESなどが名を連ね、DIR EN GREYは翌8日に登場。当然ながらメイン・ステージへの出演であり、EVANESCENCEやPANIC! AT THE DISCO、ダフ・マッケイガン率いるLOADEDなどとステージをともにした。
具体的な演奏内容については敢えて触れずにおくが、彼らのライヴを目撃した関係者たちからの肉声が早くも届いている。まず、このフェスの取材に訪れていた現地の新聞記者は、「このバンドの、尽きることのないエネルギーは一体どこから来ているのか? 本当にパワフルでエキサイティングなライヴだった」と絶賛。主催者側のスタッフで、当日ずっとDIR EN GREY周辺のケアを担当していた人物は、「ライヴが始まった瞬間、何故かSLAYERの存在が頭に浮かんだ。京にはトム・アラヤと重なる何かがある」と語っていたという。余談ながら今回のツアーでギター・テクニシャンを務めているのは、そのトム・アラヤの実弟にあたるジョン・アラヤであり、ツアー・マネージャーとPA担当を兼任しているリックもSLAYERとの長い仕事歴を持っている人物。なにやら因縁めいたものを感じさせられるが、もちろんこの発言の主が、そうした事情を把握しているはずもない。
また、そのリックによれば、EVANESCENCEの照明担当者は、「音が最高にいい。こんなに素晴らしいバンドがいたとは知らなかった」と、彼に耳打ちしてきたというし、リック自身も「どの出演者よりも鮮烈な印象を残すことができたはずだ」と確信を口にしているだけに、今回のフェス出演が成功に終わったことは間違いないと言っていいだろう。さらにはEVANESCENCEのヴォーカリスト、エイミー・リーが、DIR EN GREYのステージを相当ノリノリな様子で見ていたという目撃情報もあるし、ダフ・マッケイガンに至っては、LOADEDのメンバーたちやクルーまで引き連れて彼らのステージを観ていたとの話もある。去る6月、英国の<DOWNLOAD FESTIVAL>への出演時にもDIR EN GREYと遭遇しているダフ(実に、楽屋が隣同士だった)は、それ以来、「注目すべきバンド」として彼らの存在を気にかけていたのだという。
終演後にはMTVや『Rolling Stone』誌をはじめ、現地メディアからの取材も殺到。それもまた、彼らが初めて訪れたブラジルに鮮烈な印象を残したことの証拠と言っていいだろう。しかしもちろん、このツアーはまだ序盤を終えたに過ぎない。11月23日、サンフランシスコでこのツアーが幕を閉じる前に、また新たな情報が届き次第、お伝えすることをお約束しておく。
増田勇一
<DORJE>
12月28日(月) 大阪府 なんばHatch -「a knot」&ONLINE only-
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
12月30日(水) 愛知県 Zepp Nagoya -「a knot」&ONLINE only-
[問]サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
[総合問合せ]フリップサイド 03-3466-1100
【チケット申込方法】
本公演は、オフィシャルファンクラブ「a knot」&オフィシャルモバイルサイトDIREN GREY ONLINEの会員を対象とした初の限定LIVE。チケット申込方法については、それぞれ異なるので、オフィシャルサイトを確認のこと。
<UROBOROS -with the proof in the name of living...->
2010年1月09日(土)日本武道館
2010年1月10日(日)日本武道館
[問]フリップサイド 03-3466-1100
<TOUR09 ALL VISIBLE THINGS>
11月16日(月) シカゴ(イリノイ州) / Metro
11月18日(水) イングルウッド(コロラド州) / Gothic Theatre
11月20日(金) ウェストハリウッド(カリフォルニア州) / House of Blues Sunset Strip
11月22日(日) ウェストハリウッド(カリフォルニア州) / House of Blues Sunset Strip
11月23日(月) サンフランシスコ(カリフォルニア州) / The Fillmore
NEW SINGLE「激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇」
2009.12.02 RELEASE
[初回生産限定盤]CD+DVD
SFCD-0066~67 \1,890 (tax in)
[通常盤]CDのみ
SFCD-0068 \1,260 (tax in)
【収録曲】
[CD]
激しさと、この胸の中で絡み付いた灼熱の闇
残
蝕紅 (Shot In One Take)
[DVD] *初回生産限定盤のみ
蝕紅 (Shot In One Take)
レコーディング風景 他
MUSIC CLIP COLLECTION DVD
『AVERAGE BLASPHEMY』
SFBD-0021 ¥5,775(tax in)
2009.10.28 RELEASE
◆iTunes Store DIR EN GREY(※iTunesが開きます)
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
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