“東京”と言えば、演歌&歌謡曲?

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BARKSとしては、10月1日といえば「国際音楽の日」なのであるが、一方、東京在住の人々にとっては、この日は都民の日。なんせ公立の学校はお休みだし、東京都管理の博物館/美術館/庭園などは入場料無料の日なのだから、なかなかゴキゲンな日なのである。

学校休みで国際音楽の日なんだから、この日はカラオケに出向き、“東京”の歌を歌うが良いのでは?…と、第一興商が調べた“東京”関連のカラオケランキングを確認すると…、うわ、なんという偏った結果なんだ、というオチであった。

◆東京の歌カラオケランキングTOP20

調査期間は2009年9月6日~9月12日、タイトルに「東京(とうきょう)」「トーキョー」などが含まれる楽曲のカラオケリクエストランキング調査を実施したところ、堂々1位を獲得したのは松尾和子・フランク永井の「東京ナイト・クラブ」、2位はやしきたかじんの「東京」、3位は黒沢明とロス・プリモスの「ラブユー東京」と、2009年の調査とは思えない昭和の香りが立ち込める結果となっている。

上位20曲のうち18曲が演歌・歌謡曲。どうです、東京ってこういう街なんです。この結果だけを見るならば、J-POPやロック系では、東京という大都会はテーマになりにくいだろうのか? …いや逆に、東京というテーマが、演歌・歌謡曲の世界でどれだけ長年にわたり歌い継がれてきたかを表わす結果なのだろう。

東京と一言で言っても、ここに繰り広げられている歌詞は、いろんな心模様が交錯している。時代、時刻、目線、年齢…全ての曲にそれぞれのシチュエーションがあり、どれひとつとして同じシーンは存在しない。東京ソングといえど、それぞれに自分だけの東京への思いがあり、自分だけの東京ソングがあることだろう。この20曲、なかなか深くて重たくて、ちょっとばかりメランコリーなラインナップが、ドラマを感じさせます。

あなたの東京はどんな曲ですか?

ところで、沢田研二の「TOKIO」がないのは「TOKYO」じゃないからランク外?
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