ザ・ビートルズ、あなたは4人全員のフルネームを言えますか?

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9月9日リリースのザ・ビートルズの全オリジナルアルバム・デジタルリマスター盤登場に先駆け、HMVが3000人にザ・ビートルズに関するアンケートを行なった。

◆<The Beatles 090909>ダイジェスト映像

対象は10代~70代以上の幅広い年齢層を対象としたもの。質問は以下の6つ。
1. The Beatlesの曲で最も好きな曲は何ですか?
2. The Beatlesを何のきっかけで知りましたか?
3. The Beatlesはどこの国のバンドでしょう?
4. The Beatlesが設立した会社名は、何の果物の名前がモチーフとされているでしょうか?
5. The Beatlesのメンバー全員(4人)のフルネームを言えますか?
6. The Beatlesの5人目のメンバーと言われるプロデューサーは?

ザ・ビートルズの曲で最も好きな曲として票を集めたのは「Let It Be」だ。20代、30代、40代、50代以上のすべての世代で「Let It Be」が1位を獲得するという圧倒的な人気。当然フェイバリットということだが、とっさに頭に浮かぶ曲という意味では、“最も有名な曲”という側面も内包しているのではないだろうか。聴き比べの時間をもって好きな曲を選べば、もう少しばらけた結果となったかもしれない。ちなみに、「Let It Be」に続く「Yesterday」「Help!」「Hey Jude」も、すべての世代でトップ10にランクインしている曲群だ。

1. The Beatlesの曲で最も好きな曲は何ですか?
1 Let It Be
2 Yesterday
3 Help!
4 Hey Jude
5 Strawberry Field Forever

「ラジオ・TVなどのメディアで」「親から勧められた(親が聴いていた)(約25%)」というきっかけでザ・ビートルズを知った10~20代の若者が多い中、興味深かったのは質問5の「メンバー全員のフルネームを言えますか?」だ。さすがに40代、50代以上では90%以上の人がYESであるのに対して、平成生まれの10代では44%と、5割を切る結果となった。この結果を持って、曲は知っていてもバンド自体はあまり知らない若者が増えつつあることとの分析も出来るが、皆さんは44%をどう捉えるだろうか。

音楽番組に登場する人気バンド、お茶の間に浸透している国民的バンド、BARKSでも絶大な支持を得るバンドを例に出そう。Mr.Children、サザンオールスターズ、GLAY、L'Arc~en~Ciel、ユニコーン、BUMP OF CHICKEN…、さあ、みなさん。バンドメンバーのフルネームが言えるだろうか。なかなかの難問ではないだろうか。それを考えると、テレビに出るわけでもなく、新譜を出したわけでもない、メンバーの2人は他界している海外のロックバンドが、未だ、44%もの10代の若者に全員のフルネームを浸透させているザ・ビートルス…、まさに奇跡ではないだろうか。

同様に、ジョージ・マイケル/ジョージ・ルーカス/ジョージ・マーティン/ジョージ・ハリソンからの4択とは言え、5人目のメンバーと言われるジョージ・マーティンを選んだのは、10代で48%、20代では60%に及ぶのもやはり脅威だ。40代以上で90%以上はもはや当然のことであろう。

なお、質問3と4の、イギリスとアップルという正解も極めて高い回答率を示した。イギリスにいたっては95.5%の正解率。アメリカ4.1%も非常に少ない誤答率だ。

時を越え、場所を越え、世代をまたがって、永遠に愛され続ける人類最大の共有財産とでも言うべき、普遍のザ・ビートルス。9月9日の発売がまた待ち遠しくなった。

・調査対象: HMV 登録会員(HMV 店舗、HMV ONLINE、HMV MOBILE)
・調査期間: 平成21 年8 月1 日(土)~平成21 年8 月13 日(木)
・有効回答者数: 3,021
・回答者の属性:
【年齢】 ~19 歳6.9%、20~29 歳21.0%、30~39 歳27.6%、40~49 歳33.5%、50 歳~11.0%
【男女】 男性 76.1%、女性 23.9%
※HMV ONLINE 調べ

◆BARKS <The Beatles 090909>特集
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