DIR EN GREY、禁断の名曲も登場した新国内ツアー

◆DIR EN GREY、あの禁断の名曲もついに登場した新規国内ツアー開幕~写真編~
実際のところ、前回のツアー終了からこれまでの間に新たな音源が発表されているわけでもなく、そのステージは依然として、現時点での最新アルバムにあたる『UROBOROS』(2008年11月発表)を基調とするものではある。が、場内を埋め尽くしていたオーディエンスは、同作からの楽曲たちがいっそう強靭かつ生命感の溢れたものへと進化を遂げている事実を、無条件に体感することになったに違いない。
しかもツアー・タイトル自体が前回の<TOUR09 FEAST OF V SENSES>から刷新されていることからも明らかなように、このツアーはこれまでの流れを受けながらの単純な“続編”ではない。今回のために用意された真新しい巨大バック・ドロップを背景としながら、照明効果などの演出面でも新たな要素を盛り込みつつ披露されたこの夜のライヴでは、客席からの風景そのものが新鮮な刺激に満ちていた。

DIR EN GREYがこれらの楽曲を演奏したのは、間違ってもアニヴァーサリー的な意味合いからではないはずだし、当然、いわゆるファン・サービスでもないだろう。しかしそこにはきっと何らかの意味があるはずだし、それが今後、<TOUR09 ALL VISIBLE THINGS>という命題のもとに繰り広げられていく毎回のライヴを通じて、浮き彫りにされていくことになるに違いない。現在にも過去にも否定すべきもの、封印すべきものが何ひとつない状態にあるDIR EN GREY。今、ここで提示されるもの、目に見えるもののすべてが、真実なのである。
また、26日付で『AVERAGE BLASPHEMY』と銘打たれたDVDが10月28日に発売されることが公式発表された。これは彼らのミュージック・クリップを集めた映像作品としては、実に4年4ヵ月ぶりのリリースとなるもの。『UROBOROS』と同様、この作品も日本を含む世界全17ヵ国でほぼ同時に店頭に並ぶことになっている。
さらに関係者によれば、現在進行中のこのツアーが終了に至る9月15日までの間に、彼らの“今後”に関するいくつかの重要情報が公開されることになる見込みだという。DIR EN GREYの動向からは、やはりこれからも目が離せない。改めて言うまでもなく。
文・増田勇一
<TOUR09 ALL VISIBLE THINGS>
8月27日(木)東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100
9月1日(火)大阪府・なんばHatch
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
9月2日(水)大阪府・なんばHatch
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
9月4日(金)京都府・KBSホール
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
9月5日(土)京都府・KBSホール
[問]サウンドクリエーター 06-6357-4400
9月9日(水)東京都・Zepp Tokyo
[問]フリップサイド 03-3466-1100
9月10日(木)東京都・Zepp Tokyo
[問]フリップサイド 03-3466-1100
9月14日(月)東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100
9月15日(火)東京都・新木場STUDIO COAST
[問]フリップサイド 03-3466-1100
◆iTunes Store DIR EN GREY(※iTunesが開きます)
◆DIR EN GREYオフィシャルサイト
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