Steinberg創立25周年、Cubase 5リリース記念イベント<The Steinberg Day>レポート 前編
ヤマハ/Steinberg(スタインバーグ)は、創立25周年を迎え満を持してCubase 5がリリースされたのを機に、東京、大阪の2会場で<The Steinberg Day>というイベントを開催。ここでは5月23日に行われた東京会場での模様をレポートする。
ヤマハ/Steinbergの製品はもとより、Cubaseシリーズで使用できるプラグインをリリースしているサードパーティの製品もずらりと揃うということで、多くの来場者を集めたこのイベント。実際に各製品を試せるだけでなく、数々のトークライブやデモ、セミナーセッションが用意され、Cubaseの機能や実際の音作りのコツを学べる数少ない機会を有意義に過ごした来場者が多かったようだ。また、ライブ会場では浅倉大介&森尾崇によるライブなども行われた。
2001年よりSteinbergとの協業関係を築いてきたヤマハが、Steinbergの全株を取得したのが2005年1月。その後初めてのCubaseのメジャーバージョンアップとなったのが今年4月に登場したCubase 5だ。久々のメジャーバージョンアップであるだけでなく、ヤマハの技術も数多く投入された大幅な新機能が追加となり、従来のCubaseシリーズのユーザーだけでなく、他社製DAWユーザーの注目も非常に高まった状態でタイミングよく行われたイベントだけあって、会場時点ですでに多くの来場者が集まっていたのが印象的だった。
5月23日の東京会場は東京・六本木にあるラフォーレミュージアム(5月30日開催の大阪会場はOBP円形ホール)。新型インフルエンザの関東上陸というタイミングもあって、来場者の足にも影響があるかと思われたが、開場の12:00過ぎにはすでに多くの来場者が入口すぐのハンズオンコーナーに集まった。
キーボードのKXシリーズやコントローラーサーフェスのCC121、オーディオインターフェイスのMR816CSXとともに展示されたCubase 5 ハンズオンコーナーでは、Cubase 5を中心に、ヤマハのオーディオインターフェイスやシンセサイザーも勢ぞろい。Cubase 5およびCubase Studio 5の新機能が最新の機材とともに実際に試せるコーナーが人気を集めた。
また、おなじくSteinbergのポストプロダクション向けに特化したCubaseの上位バージョンともいえるNuendoを中心としたシステムのほか、ループ素材を使って簡単に楽曲制作が行えるSequel(シーケル)なども展示。その場にいる担当者にいつでも質問できる環境は初心者にもうれしい展示となった。
ヤマハのハードウェアとともに展示されたNuendoのシステム
ヤマハのシンセサイザーMOTIF XSの展示ではヘッドフォンによる大音量でその音質を確認可能
25周年を迎えるSteinbergのイベントということで、会場の一角にはこれまでの同社製品のラインナップを掲載した年表も用意された。Classic環境がインストールされたMacが用意され、旧バージョンのCubaseが実際に動作しているのを見て、感慨にふけるユーザーも少なからずいたようだ。
ハンズオンコーナーの一角を占めるのが「VST PlugIn Zone」と名づけられたサードパーティのブース。ブース自体はそれぞれ小規模ながら、豊富なCubase対応のソフトウェアシンセサイザー、エフェクトが実際に試せるとあって、説明に熱心に耳を傾ける来場者があとをたたなかった。このほか、Cubaseの解説・攻略本などの書籍の物販コーナーも設けられていた。
VST PlugIn Zone
Cubase関連書籍の物販コーナー
トークライブやデモ、セミナーのセッションはステージのあるホールで開催。メインステージには大きなスクリーンを2つ用意。出演者の操作や機能の説明、Cubaseの画面などが同時に映し出され、理解を深める一助となっていた。Cubaseの機能説明のほか、トラックメイキングやサウンド作りといった実践的な内容を、Cubaseだけでなくキーボードやギターの生演奏を含めたライブもはさみこみつつ展開する見ごたえのあるステージとなった。
また、同ステージで上映されたオープニングビデオでは、Steinberg25周年の歩みの紹介に加え、Perfumeなどのプロデューサーで、Cubaseユーザーとしても知られる中田ヤスタカのビデオメッセージも流された。
ホールにはメインステージのほかに、後方に小規模なサブステージが設けられ、プログラムに記載のトークライブ以外にもCubaseの新機能やSequelの使い方を紹介するセッションが行われ、いずれも立ち見の出るほどの盛況ぶりを見せた。
◆Steinbergオフィシャルサイト
ヤマハ/Steinbergの製品はもとより、Cubaseシリーズで使用できるプラグインをリリースしているサードパーティの製品もずらりと揃うということで、多くの来場者を集めたこのイベント。実際に各製品を試せるだけでなく、数々のトークライブやデモ、セミナーセッションが用意され、Cubaseの機能や実際の音作りのコツを学べる数少ない機会を有意義に過ごした来場者が多かったようだ。また、ライブ会場では浅倉大介&森尾崇によるライブなども行われた。
2001年よりSteinbergとの協業関係を築いてきたヤマハが、Steinbergの全株を取得したのが2005年1月。その後初めてのCubaseのメジャーバージョンアップとなったのが今年4月に登場したCubase 5だ。久々のメジャーバージョンアップであるだけでなく、ヤマハの技術も数多く投入された大幅な新機能が追加となり、従来のCubaseシリーズのユーザーだけでなく、他社製DAWユーザーの注目も非常に高まった状態でタイミングよく行われたイベントだけあって、会場時点ですでに多くの来場者が集まっていたのが印象的だった。
5月23日の東京会場は東京・六本木にあるラフォーレミュージアム(5月30日開催の大阪会場はOBP円形ホール)。新型インフルエンザの関東上陸というタイミングもあって、来場者の足にも影響があるかと思われたが、開場の12:00過ぎにはすでに多くの来場者が入口すぐのハンズオンコーナーに集まった。
キーボードのKXシリーズやコントローラーサーフェスのCC121、オーディオインターフェイスのMR816CSXとともに展示されたCubase 5
また、おなじくSteinbergのポストプロダクション向けに特化したCubaseの上位バージョンともいえるNuendoを中心としたシステムのほか、ループ素材を使って簡単に楽曲制作が行えるSequel(シーケル)なども展示。その場にいる担当者にいつでも質問できる環境は初心者にもうれしい展示となった。
ヤマハのハードウェアとともに展示されたNuendoのシステム
ヤマハのシンセサイザーMOTIF XSの展示ではヘッドフォンによる大音量でその音質を確認可能
25周年を迎えるSteinbergのイベントということで、会場の一角にはこれまでの同社製品のラインナップを掲載した年表も用意された。Classic環境がインストールされたMacが用意され、旧バージョンのCubaseが実際に動作しているのを見て、感慨にふけるユーザーも少なからずいたようだ。
ハンズオンコーナーの一角を占めるのが「VST PlugIn Zone」と名づけられたサードパーティのブース。ブース自体はそれぞれ小規模ながら、豊富なCubase対応のソフトウェアシンセサイザー、エフェクトが実際に試せるとあって、説明に熱心に耳を傾ける来場者があとをたたなかった。このほか、Cubaseの解説・攻略本などの書籍の物販コーナーも設けられていた。
VST PlugIn Zone
Cubase関連書籍の物販コーナー
トークライブやデモ、セミナーのセッションはステージのあるホールで開催。メインステージには大きなスクリーンを2つ用意。出演者の操作や機能の説明、Cubaseの画面などが同時に映し出され、理解を深める一助となっていた。Cubaseの機能説明のほか、トラックメイキングやサウンド作りといった実践的な内容を、Cubaseだけでなくキーボードやギターの生演奏を含めたライブもはさみこみつつ展開する見ごたえのあるステージとなった。
また、同ステージで上映されたオープニングビデオでは、Steinberg25周年の歩みの紹介に加え、Perfumeなどのプロデューサーで、Cubaseユーザーとしても知られる中田ヤスタカのビデオメッセージも流された。
ホールにはメインステージのほかに、後方に小規模なサブステージが設けられ、プログラムに記載のトークライブ以外にもCubaseの新機能やSequelの使い方を紹介するセッションが行われ、いずれも立ち見の出るほどの盛況ぶりを見せた。
◆Steinbergオフィシャルサイト
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