X JAPAN東京ドーム公演、YOSHIKIが強行突破を決断

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3月21日(土)、22(日)に予定されていた韓国ソウルでのコンサートと、5月の東京ドーム2days公演のチケット発売の延期を突然発表、事実上活動休止状態となってしまったX JAPAN。一部報道ではHEATHの脱退説や解散が危ぶまれており、今後の活動の動向に注目が集まっている状況にある。

そんな渦中にあって、YOSHIKIがマスコミの前に登場した。VIOLET UKが主題歌を担当した映画『GOEMON』のマスコミ試写会見の席である。もちろんVIOLET UKとしてのYOSHIKIであり、主題歌に関する質疑応答が目的であるはずだが、当然のようにX JAPANの話題が飛び出した。

映画の会見であるにもかかわらず、X JAPANの現状を問う質問が記者から出ると、YOSHIKIはまっすぐに質問に答えた。「ファンの皆さん、心配かけてごめんなさい。韓国の人たちも突然公演を延期してしまって、ごめんなさい。でも5月2日、3日の東京ドーム公演は決行します。5月30日に台湾公演も決定しました」とファンに謝罪のメッセージを告げたうえで、X JAPANの今後の活動をはっきり示した。

心配されるメンバー間の内情については「内情は結構ぐちゃぐちゃです。」と語りながら、「HEATHとは昨日の夜も電話で話しました。ややこしいですね、X JAPANは。ぐちゃぐちゃですけどいい方向に解決すると思います。」と説明、稀代のモンスター・バンドゆえの悩みや難しさをにじませながら、前向きに進行している様を明言。

最後に司会者からも「YOSHIKIさんの具体的な今後の活動は?」と聞かれると、「僕がやらないとならないのは、東京ドーム公演ですね。頑張ります。」と笑顔で語った。

これまでも様々なトラブルを抱え制御不能なコンディションを立て直してきたYOSHIKI。当然のことながらその内情は本人のみが知るところだが、大事なのは、いつも全て最善の解決を施し、オーディエンスに期待と感動をきっちりと返してきたという、これまでの揺るがぬX JAPANの歴史だ。誇らしきこの歴史を見れば、今回の騒動も、まるでなかったことかのように建て直し、無謀な夜やステキな夜、そして奇跡の夜を生み出してくれることに違いない。

会見に同席していた監督の紀里谷氏とYOSHIKIは10年来の友人ということで、終始和やかな雰囲気で会見は行なわれ、騒動以来、初の公の場でYOSHIKIは笑顔を見せた。ナイーブな問題を抱えてはいるものの、問題は徐々に解決に向かっている。我々は、信じていればよいだけだ。

東京ドーム公演のチケットは3月25日より先行抽選販売が行なわれる。

<X JAPAN WORLD TOUR Live in TOKYO ~攻撃続行中~>
~無敵な夜~
5月2日(土)@東京ドーム
OPEN 16:00/START 18:00
~18回目の夜~SPECIAL
5月3日(日)@東京ドーム
OPEN 15:00/START 17:00

<WORLD TOUR Live in TAIPEI>
2009年5月30日(土)@臺北縣立板橋體育場(Pan-Chiao Stadium)

◆X JAPANオフィシャルサイト

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映画『GOEMON』
圧倒的な映像美と別次元のエンターテイメント世界が繰り広げられる紀里谷和明監督の超話題作『GOEMON』の主題歌をX JAPANのリーダー・YOSHIKIのプロジェクトト「VIOLET UK」が担当。

原案・監督:紀里谷和明/プロデューサー:一瀬隆重、紀里谷和明
脚本:紀里谷和明、瀧田哲郎/製作プロダクション:KIRIYA PICTURES
配給:松竹、ワーナー・ブラザース映画/音楽: 松本晃彦
出演者: 江口洋介、大沢たかお、広末涼子、ゴリ(ガレッジセール)、要潤、玉山鉄二、
チェ・ホンマン、中村橋之助、寺島進、平幹二朗、伊武雅刀、奥田瑛二 他
ビスタビジョン・サイズ/ドルビー・デジタル・サラウンド EX/(C)2009「GOEMON」パートナーズ
◆映画『GOEMON』オフィシャルサイト

主題歌「ROSA」/VIOLET UK
作詞・作曲・編曲:YOSHIKI
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