ついに登場、イングヴェイ・トリビュート・ストラト100本発売

◆「イングヴェイ・マルムスティーン・トリビュート・ストラトキャスター」詳細写真
フェンダーカスタムショップ・トリビュート・シリーズとして、今回リリースとなるこのストラトは、写真を見れば分かるように、徹底再現を試みた世界完全限定100本もの。スペックや詳細などは一切公表されていないため、推測の域を出ないが、おそらく100本ともジョン・クルーズによる製作となるのではないだろうか。価格は軽~く3桁万円を超える価格であることに間違いはない。
ジェフベックのトリビュート・テレキャス、エディー・ヴァン・ヘイレンのトリビュートなど、常軌を逸した完成度が話題となったこのシリーズ、この“PLAY LOUD!”も、どれだけ凄いかは、可能な限り大きく掲載した詳細写真を見ていただければ一目瞭然。悩ましいのは価格だが、イングヴェイ本人もリスペクトしたというこの出来上がりには、鬼気迫るビルダーの職人魂が宿っている。

スペックで分かっているのは、ピックアップが本人と同じという程度だ。ご存知のようにフロントとリアがディマジオHS-3、センターがスタッガードのフェンダー・オリジナルである。
このトリビュート・ギターの製作に携わったマスタービルダーのジョン・クルーズは、こんなエピソードを語っている。

革新的かつ影響力のある天才ストラト使いとして、フェンダーが最大級の敬意を払った“イングヴェイ・マルムスティーン・トリビュート・ストラトキャスター”、世界100本の1本を手にするギタリストは、真に幸運である。

※編集部註:100本の製作に関しては、全てのマスタービルダーが関わることになるらしい。100本全てがジョン・クルーズ製になるわけではないので、ご注意いただきたい。なお、レリックに対するジョン・クルーズのこだわりのひとつにネジのサビに関するエピソードがある。古いストラトをお持ちの方は経験あると思うが、ピックガードをとめるネジは、その場所によってサビの進み方が異なるが、彼のレリックは、ネジの場所によってサビの腐食度合いがことなるという執拗なまでのこだわりがある。写真のストラトはプロトだが、ネジを見るだけでも、その完成度の高さが伺えるだろう。ビルダーによる個性やこだわりポイントも、オーナーの密かな楽しみになることだろう。(2008年11月21日追記)
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