思わずピアノが弾いてみたくなりました

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ポップス、ジャズ、クラシック…そのジャンルにとらわれることなく、「こんな風にピアノを弾いてみたい」と思わせられるような、耳なじみのよい親しみやすい日本人ピアニストの名演がCDとなった。久石譲、坂本龍一、小曽根真…など、日本人アーティストだけのピアノ・インスト・コンピレーションだ。

久石譲の代表曲「Summer」から、2008年の大ヒット曲である童子-T「もう一度…feat. BENI」のオリジナル曲として再び脚光を浴びる名バラード「Close To You~セナのピアノII~」まで、80~90年代を中心に大ヒットを遂げたドラマ、映画、ポップスなどでお馴染みの楽曲ばかりが選曲されている。

日本は世界一のピアノ大国だが、こと最近ではシニア層によるピアノ教室の利用も増えてきていると聞く。5世帯に1台はピアノが設置されている現実の中で、過去に演奏経験のある方を含めると潜在ピアノ・ユーザーは1000万人以上とも。実際、「もう一度ピアノを弾いてみたい」という方も急増し、大人を対象とした音楽教室も盛況となっている状況だ。

そんな背景もあり、当CDは河合楽器推薦盤というお墨付きでもある。ブックレット内にはカワイ音楽教室監修によるビギナー・アレンジされた「Summer」(久石譲)の楽譜の一部も掲載され、TSUTAYAあるいはVirgin Megastoreで初回盤購入者に<KAWAI MUSIC SCHOOLおとなのミュージックスクール・ピアノ・コース>の無料体験レッスンのプレゼント企画もある。

弾きたいな…と思う気持ちが沸々とわいてくるようなCD。弾きもよし聴くもよし。たった一枚のCDが、毎日の生活をぐんと豊かにしてくれる…かも。

『アイ・ラヴ・ピアノ~J-Piano Collection』
2008年9月3日発売 UICZ-1299 2200円(税込)
1 久石譲/Summer
※映画『菊次郎の夏』テーマ曲。車のCM曲としてもOAされた曲。
2 CAGNET/Close To You~セナのピアノII~
※ドラマ「ロングバケーション」挿入曲。この曲をモチーフにしたヒップホップ・バラードが今年大ヒット。
3 坂本龍一/Merry Christmas Mr. Lawrence (Piano ver.)
※坂本本人も出演した映画『戦場のメリー・クリスマス』のタイトル曲ピアノ・ヴァージョン。
4 小曽根真/シー
※映画『ノッティング・ヒルの恋人』にエルヴィス・コステロが提供した主題歌のカバー・ヴァージョン。
5 近藤嘉宏/ザ・ポートレート~映画「タイタニック」
※「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」ピアノ・ヴァージョンのカバー。
6 岩代太郎指揮/東京交響楽団/松下奈緒/夜の詩(うた) 第2番~ピアノ編~
※ドラマ「義経」サウンドトラックより。ピアノ演奏は松下奈緒。
7 妹尾武/Overjoyed
※CMでもおなじみのスティーヴィー・ワンダーのヒット曲のピアノ・カバー。
8 羽田健太郎/ジュ・トゥ・ヴ(サティ)
※「家具の音楽」として知られるエリック・サティの代表曲。
9 日向敏文/Wait for You
※ドラマ「ひとつ屋根の下2」サウンドトラックより、「ひだまりの詩」のピアノ・ヴァージョン。
10 西村由紀江/SAY YES(Instrumental Version)
※ドラマ「101回目のプロポーズ」のサウンドトラックより、主題歌のピアノ・ヴァージョン。
11 木住野佳子/ノクターン第20番(遺作)(ショパン)
※映画『戦場のピアニスト』で有名なこの曲。Panasonic「新・ビエラ」CMで使用されたヴァージョン。
12 河野伸/朔と亜紀
※ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」サウンドトラックより、ドラマでも印象的に使用された曲。
13 加古隆/白い巨塔
※ドラマ「白い巨塔」テーマ曲の加古自身によるピアノ・ソロ・ヴァージョン。
14 S.E.N.S./風のように
※ドラマ「あすなろ白書」メインテーマとして数々の名場面を彩った曲。
15 岩代太郎/My Own Life~piano solo version
※ドラマ「白線流し」メイン・テーマ曲の岩代自身によるピアノ・ソロ・ヴァージョン。

◆アイ・ラブ・ピアノ・オフィシャルサイト
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