パリス・ヒルトン、パロディ・ビデオでマケイン氏に反撃

マケイン上院議員のテレビCMに無断で登場させられたパリス・ヒルトンが、皮肉の効いたパロディ・ビデオを公開して反撃に出た。マケイン氏のCMは、パリスやブリトニー・スピアーズと対立候補のオバマ氏の映像を重ね合わせ、「彼はセレブだが、指導者になる準備はできているのか？」とオバマ氏の資質を問うものだったが、パリスはこれを逆手にとり、「私は指導者になる準備万端よ」とまるで３人目の大統領候補のように語っている。

ビデオは５日にコメディ・サイトFunnyOrDie.comに投稿され、すでに500万を超えるアクセスを記録。ヒョウ柄の水着でデッキチェアに腰掛けたパリスは、マケイン氏のことを「シワシワの白髪男」と呼び、「私はあんな年寄りじゃないし、もう１人みたいに“チェンジ”（変革）を約束したりもしない。ただホットなだけよ」と、２人の候補を皮肉っている。また、独自のエネルギー政策を披露したり、副大統領候補にリアーナの名前を挙げたり、挙句には「ホワイトハウスをピンクにしちゃうかも」などと言いたい放題。これが、パリスの個性を活かした面白ビデオとして人気を博しているようだ。

ところで、先週もお伝えしたとおり、長年共和党の支持者としてマケイン氏に献金してきたパリスの両親は、やはり娘をダシにつかったマケイン陣営のCMがお気に召さなかったらしい。パリスの母キャシー・ヒルトンは、「献金の無駄遣いだ」と今度のキャンペーンを酷評している。

Eugene Fields