マイ・ケミ・ファンのデモ、ドキュメンタリーに

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週末(5月31日)、マイ・ケミカル・ロマンスのファンがタブロイド紙のオフィス前で行なったデモがドキュメンタリーとして撮影された。作品のダイジェスト版がすでにYoutubeにアップされているという。

すでにお伝えした通り、マイ・ケミ・ファンはエモを愛聴していたティーンエイジャーが自殺したことでバンドを非難する報道をした『Daily Mail』紙に抗議し、ロンドンにある新聞社のオフィス前でデモを行なった。

デモはあらかじめ警察に告知しており、当初予定されていたハイド・パークからの行進は警察からのアドバイスによりキャンセル。新聞社のオフィス前には、警察と合意した50人ほどの人数が集まったという。このほかハイド・パーク近くのマーブル・アーチにもファンが集ったといわれている。デモはヒステリックなものではなく、警察も「法を守り、きちんと組織化されているので問題ないだろう」とコメントしていた。

一方の『Daily Mail』紙は、このデモに対し「エモ・ムーブメントに関する報道はバランスがとれ節度のあるものであり、何よりも公衆のためになされたものだった」との声明を発表している。同紙は「自殺に原因に対する検視官の意見や母親のコメントを事実にのっとり掲載しただけでなく、エモ・ミュージックやマイ・ケミカル・ロマンスのファンからの手紙や意見も紹介している」「また、我々の音楽ジャーナリストはマイ・ケミカル・ロマンスの音楽を称賛しており、昨年のUKツアーも宣伝した」と、報道は公平な立場でなされていると主張した。

デモの模様を撮影したドキュメンタリーがこの先フルで上映されるかのかどうかは、定かでないという。

Ako Suzuki, London
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