[短期集中全力レポート] Dir en grey in Europe 2007 ロンドン編(5)

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2日間のロンドン公演を大盛況のうちに終えたDir en grey一行は、公演終了から数時間後にあたる8月2日深夜、次の公演地にあたるドイツに向けてツアー・バスで出発した。

ちなみにこの時期、現地で出まわっていた各音楽雑誌には、まさに英国初上陸のタイミングに照準を合わせたDir en greyの記事がフィーチュアされており、なかでも、音楽専門の週刊誌として世界最上級の発行部数と認知を誇っている『KERRANG!』誌は、6月末の発行号からずっと継続的に彼らを取り上げ、8月1日発売号ではインタビューを掲載。また、同誌の競合誌のひとつである『ROCK SOUND』にも、去る6月にニューヨークでとられたインタビューが掲載されていた。

また、8月2日に公演を観に訪れていた『KERRANG!』誌の編集者は、「もはや英国での成功は約束されたようなもの。ロンドンの観客が日本語で大合唱するさまを、初めて目撃したよ。彼らは次回のUKツアーをどうするかについて、できるだけ早く結論を出すべきだろう」と語っていた。つまりファンの要望も、メディア関係者側による分析も、ぴったりと一致しているということである。

さて、今回のロンドン公演のライヴ評なども、これから先、随時、英国各誌に掲載されることになるはず。『KERRANG!』などは日本国内の大型輸入CDショップや洋書を扱っている書店でも比較的簡単に手に入るので、ファンとしては要チェックだろう。

そしてこの原稿を書いている8月4日、彼らがドイツで出演するのは世界最大のヘヴィ・メタル・フェスとして知られる『WACKEN OPEN AIR』。そこで何が起こったかについても、可能なかぎりのスピードでご報告するつもりだ。

文●増田勇一
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