ライヴ!! 東方神起 in 日本武道館レポ(後編)
■ライヴ!! 東方神起 in 日本武道館レポ(前編)
⇒ https://www.barks.jp/news/?id=1000032458
さらに、この日はファンにも嬉しい報告が。6月13日リリースの新曲「Lovin' you」が、オリコンウィークリーチャートで2位を獲得したのだ。これはリュ・シウォンと並ぶ、アジア男性アーティスト最高位タイ。「本当にびっくりしました。初めての2位で嬉しい。(ジュンス)」「恥ずかしいのですが、2位をとれたので、今度は1位を狙いたいです。(チャンミン)」といった言葉もさることながら、ライヴ後の打ち上げでのメンバーのテンションの高さ(特にジェジュンとジュンス)からも、この記録はよほど嬉しかったことに違いない(ちなみに余談だが、「BARKS+plus DANCE & VOCAL, HIPHOP」を担当した、現バークスモバイル担当“M兄ぃ”は、打ち上げの席で彼らに抱きつかれながら、ともに喜びを分かち合っていた)。
ところで、アーティストというのは、ひとつの作品を作り上げることで、そのアイデンティティを確立する。東方神起の場合は、まさにライヴがそれに当たるだろう。補正できない生でのアカペラはもちろん、彼らにしかできない、息の合ったダンスパフォーマンス。彼らの実力を最も我々に知らしめることができるのが、ライヴだ。ゆえに、彼らのライヴは、曲順1つ1つにしても、衣装と曲の関係も見ても明らかなように、完全に作り上げられている。芸術の域といっても過言ではない。
今回、武道館での東方神起の雄姿を観て “やっぱり世界的に通用するアーティストだな” と再認識した。しかし一方で、言葉を選ばずに記すなら、ファンの態度に失望したのも事実だ。
彼らにとって“作品”であるはずのライヴ。これはもちろん、オープニングムービーからエンディングロールまでを指す。オープニングムービーで、待ち焦がれたメンバーの映像が映し出されるたび、音が聴こえなくなるまでに声援を送るのは、ファンの心理としてわからなくもない。1曲目の「ZION」で、歌が聴こえなくなるまで絶叫するのも、気持ちが抑えきれないファンとしては、仕方がないことだろう。
しかし、だ。ステージを転換する際に流された映像。この映像が始まると、武道館中が雑談の声に包まれるというのはどうだろうか。これまでありとあらゆるライヴを体験してきたが、正直な話、ステージ転換中に雑談で空間が満たされるなんて現象は経験がない。彼らの作品であるはずのライヴの、次の曲とパフォーマンスにつなげるためのブリッジ的な役割を果たす映像なのに、その時間にメンバーがステージにいないからと雑談を始めるファン。彼らが単なる“アイドル”であるならまだしも、“アーティスト”東方神起とするならば、あまりに失礼だ。
さらに、係員が注意しても携帯で彼らの映像を撮影することをやめないリスナーや、“うちわ”を堂々と高く掲げて応援するオーディエンス。胸のあたりで振るくらいは、多少目をつぶったとしても、明らかに上に掲げるのは、後ろの列にいる、ともに東方神起を応援しているファンに対して迷惑になる。東方神起のステージワークの素晴らしさとは相対して、(一部、にしては多すぎる)ファンの “自分さえよければ” という厚顔無恥とも捉えられかねない行動が目に余ったライヴであったことは、ひどく残念でならない。
前回のC.C.レモンホールではさほど気にならなかった現象が、武道館では一気に噴出した感覚でもある。あまりに特別な、あまりに期待の高い“武道館”だったがゆえの、“ちょっと暴走気味だっただけの一過性の一夜”と信じたい。
ファンの行為もまた、アーティストの評価としてアーティスト自身に跳ね返ってくることは自明の理。更なるステップを踏み出す東方神起を、大きな愛情で応援していきたいものだ。
なお、東方神起の「Lovin' you」について、BARKSではレビューを受付中だ。ファンはもちろん、自分の音楽批評をメディアに掲載してみたい、音楽業界に興味があるのでチャレンジしてみたいという人は、この機会にぜひレビューを送ってほしい。
■ 東方神起の武道館ライヴをフォトアルバムで!
⇒ https://www.barks.jp/feature/?id=1000032464
■ 東方神起のメンバーの素顔に迫るのはこちらから!
⇒ https://www.barks.jp/artist/?id=1000000268&m=musicvideo
■ ファンから寄せられたネット上に転がる東方神起のニュースはこちら!
⇒ https://www.barks.jp/artist/?id=1000000268&m=clip
⇒ https://www.barks.jp/news/?id=1000032458
さらに、この日はファンにも嬉しい報告が。6月13日リリースの新曲「Lovin' you」が、オリコンウィークリーチャートで2位を獲得したのだ。これはリュ・シウォンと並ぶ、アジア男性アーティスト最高位タイ。「本当にびっくりしました。初めての2位で嬉しい。(ジュンス)」「恥ずかしいのですが、2位をとれたので、今度は1位を狙いたいです。(チャンミン)」といった言葉もさることながら、ライヴ後の打ち上げでのメンバーのテンションの高さ(特にジェジュンとジュンス)からも、この記録はよほど嬉しかったことに違いない(ちなみに余談だが、「BARKS+plus DANCE & VOCAL, HIPHOP」を担当した、現バークスモバイル担当“M兄ぃ”は、打ち上げの席で彼らに抱きつかれながら、ともに喜びを分かち合っていた)。
ところで、アーティストというのは、ひとつの作品を作り上げることで、そのアイデンティティを確立する。東方神起の場合は、まさにライヴがそれに当たるだろう。補正できない生でのアカペラはもちろん、彼らにしかできない、息の合ったダンスパフォーマンス。彼らの実力を最も我々に知らしめることができるのが、ライヴだ。ゆえに、彼らのライヴは、曲順1つ1つにしても、衣装と曲の関係も見ても明らかなように、完全に作り上げられている。芸術の域といっても過言ではない。
今回、武道館での東方神起の雄姿を観て “やっぱり世界的に通用するアーティストだな” と再認識した。しかし一方で、言葉を選ばずに記すなら、ファンの態度に失望したのも事実だ。
彼らにとって“作品”であるはずのライヴ。これはもちろん、オープニングムービーからエンディングロールまでを指す。オープニングムービーで、待ち焦がれたメンバーの映像が映し出されるたび、音が聴こえなくなるまでに声援を送るのは、ファンの心理としてわからなくもない。1曲目の「ZION」で、歌が聴こえなくなるまで絶叫するのも、気持ちが抑えきれないファンとしては、仕方がないことだろう。
しかし、だ。ステージを転換する際に流された映像。この映像が始まると、武道館中が雑談の声に包まれるというのはどうだろうか。これまでありとあらゆるライヴを体験してきたが、正直な話、ステージ転換中に雑談で空間が満たされるなんて現象は経験がない。彼らの作品であるはずのライヴの、次の曲とパフォーマンスにつなげるためのブリッジ的な役割を果たす映像なのに、その時間にメンバーがステージにいないからと雑談を始めるファン。彼らが単なる“アイドル”であるならまだしも、“アーティスト”東方神起とするならば、あまりに失礼だ。
さらに、係員が注意しても携帯で彼らの映像を撮影することをやめないリスナーや、“うちわ”を堂々と高く掲げて応援するオーディエンス。胸のあたりで振るくらいは、多少目をつぶったとしても、明らかに上に掲げるのは、後ろの列にいる、ともに東方神起を応援しているファンに対して迷惑になる。東方神起のステージワークの素晴らしさとは相対して、(一部、にしては多すぎる)ファンの “自分さえよければ” という厚顔無恥とも捉えられかねない行動が目に余ったライヴであったことは、ひどく残念でならない。
前回のC.C.レモンホールではさほど気にならなかった現象が、武道館では一気に噴出した感覚でもある。あまりに特別な、あまりに期待の高い“武道館”だったがゆえの、“ちょっと暴走気味だっただけの一過性の一夜”と信じたい。
ファンの行為もまた、アーティストの評価としてアーティスト自身に跳ね返ってくることは自明の理。更なるステップを踏み出す東方神起を、大きな愛情で応援していきたいものだ。
なお、東方神起の「Lovin' you」について、BARKSではレビューを受付中だ。ファンはもちろん、自分の音楽批評をメディアに掲載してみたい、音楽業界に興味があるのでチャレンジしてみたいという人は、この機会にぜひレビューを送ってほしい。
■ 東方神起の武道館ライヴをフォトアルバムで!
⇒ https://www.barks.jp/feature/?id=1000032464
■ 東方神起のメンバーの素顔に迫るのはこちらから!
⇒ https://www.barks.jp/artist/?id=1000000268&m=musicvideo
■ ファンから寄せられたネット上に転がる東方神起のニュースはこちら!
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