レノン殺害された日は、子供の顔を見るために帰宅

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ジョン・レノンの未亡人ヨーコ・オノが、レノンの“最後の望み”を明かした。レノンは射殺された日、レストランへ行く代わりに息子の顔が見たいと家へ戻るところだったという。

dotmusicによると、ヨーコはBBCラジオでこう話したという。「スタジオから帰るところだったの。“家に戻る前に、ご飯食べていく?”って彼に訊いたのよ。そうしたら、ジョンは“いや、帰ろう。ショーンが寝る前に彼の顔が見たい”って答えたの。まだショーンが起きているか、気にしてるみたいだった。それが、最後の言葉だった。彼はショーンに会いたがってたのよ」

'75年に2人の間に誕生した1人息子のショーンだが、ヨーコは妊娠がわかったとき戸惑ったと告白している。「産むかどうかは、ジョンに決めてもらわなきゃって思ったの。(2人の関係が)元に戻ったばかりで、妊娠するのは早すぎるって思ったのよ。子供を持つのにいい時期なのか、わからなかった。彼の望まないことをして、彼に重荷を背負わせたくなかったの」

ビートルズの解散に対し世間から中傷されることの多いヨーコだが、ショーン、そして前の結婚で生んだ娘キョーコには「母親を弁護するようなことはして欲しくない」という。「2人の子供たちには“わたしを弁護しなくていい”って言いたいわ。わたしを守ることで時間を無駄にして欲しくないの。過去のことも母親のことも考えて欲しくないわ。だって、あなた達の母親は、素晴らしい人生を送ったんですもの。それは、わかって欲しいわね」

今年2枚のリミックス・アルバム『Yes, I'm A Witch』『Open Your Box』をリリースしたヨーコは来月14日、シカゴで行なわれる<Pitchfork Music Festival>へ出演する。

Ako Suzuki, London
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