iPodを使って近未来のミュージック・ライフスタイル──ミュージック・サーバーを導入する!

ポスト
“ミュージック・サーバー”という、なんだか近未来的でカッコイイ名前を聞いたことがあるだろうか?

ミュージック・サーバーとは、“ハードディスク内に大量の曲を保存して、いつでもどこでも聴くことができるという、楽曲保存用のサーバー”のこと。たとえば、大豪邸に住んでいる人が、4台のパソコンを持っていて居間とパーティー会場と寝室とキッチンに置いてあるパソコンから同じ曲を聴きたいといった場合に、CDを4枚用意するのではなく、それぞれのハードディスクに曲をリッピングして保存しておくでもなく、それぞれのパソコンでミュージック・サーバーにアクセスし、曲を呼び出すのだ。

まぁこんな話は非現実的だが、たとえば、自室に自分専用のパソコンと、リビングに家族用、と2台のパソコンがあって、家族やお客さんに自分パソコンの中に入っている自分の好きなアーティストの曲を聴かせたい、BGMとしてさりげなく流して「おっ、この曲いいね」と言わせたい、といった場合を考えるとよいだろう。自室からパソコンを運んでくるでもなく、CDを取りに戻るでもなく、リビングのパソコンからミュージックサーバーにアクセスするだけ。

さて、そんなミュージック・サーバー。実際に導入するとなると、パソコンがもう1台必要だったり、またそのための設置スペースが必要だったり、電気代がかかったり(パソコンの電気代はバカにならない!)と、何かと面倒だ。さらにそれが用意できたとしても、ネットワークの設定などで、もうやる気は失せる。

では、そんな複雑な設定が簡単にでき、新たなパソコンも必要ないとしたら?

ミュージックサーバーを簡単に導入できる方法がある。必要なのは、手持ちのiPod、そしてサイレックス・テクノロジーの「Wireless Dock for iPod」だ。

Wireless Dock for iPodは、かつてiPodに付属していた“Dock”の形をした製品。その名が示すとおり、iPodとパソコンをUSBケーブルではなく、無線LANを使って接続できるのがポイントだ。面倒なネットワーク設定も、付属のソフトで簡単にできる。メーカー解説ページによると、“ミニコンポにこのWireless Dockをつないで・・・”とあるが、BARKSではあえて、ミュージック・サーバーとしての“サイバーな使い方”をオススメしたい。

ただし、そのためにはiPodの中に自分の周りにあるすべてのCDの曲を取り込んでおかなくてはならない。新iPodなら最大で20000曲保存可能。容量は十分。iTunesの設定を“同期”ではなく“手動更新”にしておけば、自宅に置いてあるCDも会社に置いてあるCDも全部保存できるだろう(“同期”にしていると、別のパソコンに接続すると上書きされてしまうので注意)。

具体的なやり方は次の機会に譲るとして、Wireless Dock for iPod、サイレックス・ストアで19,800円となっている。無線LAN内蔵のパソコンが主流となっている今、約2万円で自宅にミュージックサーバーが導入できるとするなら、(周りに自慢するためにも)試していい気が・・・しない?
この記事をポスト

この記事の関連情報