<SUMMER SONIC 06>最強のステージでサマソニ06の幕を引いたLINKIN PARK

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アッと言う間だった2006年のサマーソニック、東京会場の最後をシメるのは、今やモンスター・バンドへと成長を遂げたリンキン・パーク! 映画『モスラ』のテーマをSEに(3日前のゼップ東京公演では『ゴジラ』のテーマを使用)入場すると、会場は大歓声に包まれる……。そして「DON'T STAY」でショウはスタート!

人懐っこい笑顔で固い韻を踏んでいくラッパー、マイク・シノダと、エモーショナルなヴォーカルと切り裂くようなシャウトを武器とするシンガー、チェスターの陽と陰、光と影のような対比を持ち味とする彼らだが、ライヴではその対比というよりも、二つの異なるカラーがブレンドされ独特なグルーヴを生んでいるような、凄まじいエナジーでオーディエンスを魅了していく。

早々とキラー・トラックの「NUMB」も含む『Meteora』収録曲を続けざまにプレイすると、唐突にマイクが、英語の通訳が出来る観客をアリーナからステージへ呼び込むというサプライズが! そこで通訳されたのは……新曲御披露目だ! ってことで、出来立てホヤホヤという新曲「QWERTY」を披露されたが、『Meteora』でのヘヴィでメタリックな質感のサウンドとは異なり、よりソリッドでパンキッシュな楽曲に仕上げられ、新作では新たなサウンドを聴かせてくれるはず、と期待も膨らんだ人も多いだろう。

『Hybrid Theory』収録曲で構成された中盤では、もうひとつのサプライズとしてバンドの母体となったXERO時代のヒップホップ色強めな「READING MY EYES」をプレイ。そして「FAINT」のイントロが鳴り響くとスタジアム全体が揺れ、そのまま怒涛の「IN THE END」~「ONE STEP CLOSER」で一旦ステージは閉幕する。

アンコールが鳴り続ける中、再登場すると演奏されたのはそう、「CRAWLING」。チェスターのシャウトが響き渡ると、楽しかった2日間の思い出が走馬灯のように……、グスン……。そしてライヴ用にアレンジされた「BREAKING THE HABIT」の大合唱で長いようで短い2日間が幕を下ろした。

文●Hatch Azz


SUMMERSONIC 06 TOKYO
2006.8.13
MARINE STAGE

1.DON'T STAY
2.SOMEWHERE I BELONG
3.NUMB
4.FROM THE INSIDE
5.LYING FROM YOU
6.QWERTY
7.PAPERCT
8.POINTS
9.WITH YOU
10.RUNAWAY
11.READING MY EYES
12.FAINT
13.IN THE END
14.ONE STEP CLOSER
15.CRAWLING
16.PUSHING ME AWAY
17.BREAKING THE HABIT

◆SUMMER SONIC 06特集はこちらから
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025892
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