Dir en grey、ベルリン・ワンマン公演のライヴ速報
<TOUR06 It Withers and Withers>
2006年5月27日(土) Berlin<ベルリン>/Columbiahalle<コロムビアハッレ>

現地で話題のニュー・アクト、OSTKREUTZのパフォーマンスで適度に暖まった場内。2階席までギッシリと埋め尽くしたファンにとってまさに待望だったDir en greyとの再会は、午後8時55分、耳をつんざくような轟音とすさまじい歓声が交錯するなかで実現することになった。オープニング・チューンの「CLEVER SLEAZOID」が炸裂した時点で沸点を飛び越えた熱狂状態にあった場内は、以降、2度のアンコールを含めて約2時間に及ぶ時間経過のなかで、一度たりとも平熱状態を取り戻すことはなかった。

もちろんその反響はドイツ国内のみにとどまるものではない。この公演当日、地元のプレス/音楽関係者はもちろんのこと、フィンランドやスウェーデン、スイス、イタリアといった国々の媒体関係者が彼らの取材のためだけにベルリンに集結していた。なかでもフィンランドの場合、日本で昨春リリースされた『Withering to death.』が輸入盤のみという状況であるにもかかわらずヒットし、欧米のアーティスト以外で初めてナショナル・チャートにランクされるという快挙(アルバム・チャート31位)を成し遂げており、実際、確実なファン層が確立されつつあるという。
Dir en greyの世界侵略は、もちろん現状を最終地点とするものではない。前述の『Withering to death.』が去る5月16日、ついに全米リリースに至り、8月からはコーンの主催による<THE FAMILY VALUES TOUR>に参戦のため全米をサーキットすることが決まっている。すでに去る3月にはアメリカ各地でのショウケースを成功させていたりもする彼らにとって、欧米の市場というのは、もはや無謀なチャレンジだとか“自分を試す”といった行為の対象ではなく、きわめて日本と次元の近い活動基盤として確立されつつある領域なのである。もちろん、彼ら自身が今も精神的に“挑戦者”のままであり続けていることは言うまでもないが。 7月31日、8月1日に行われる日本武道館での二夜連続公演のチケットは、発売開始からわずか45分間ですべて完売に至り、メンバーたちはその報をベルリンで耳にすることになった。日本が誇るべきこのバンドに対する飢餓感が、母国の音楽ファンの間で、かつてなかったほどに高まりつつあるのもまた事実なのである。
またこの後、6月2日に<Rock am Ring>、6月3日には<Rock im Park>のメイン・ステージに出演する。ちなみRockpalastという<Rock am Ring>と<Rock im Park>を放送するテレビ局のサイトで、メンバーのサインなんかが掲載されている。英語ではないので分かりづらいが、ここでレアな情報が手に入るかも!? チェックしてみる価値アリ!
■Rockpalast
http://www.rockpalast.de/
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