access、きらびやかで大盛り上がりの全国ツアー
約7年間の沈黙の後、2002年に活動を再開したaccess。今年は精力的に活動していて、7月上旬に行なわれた3年ぶりとなる全国ツアー<CATCH THE SUMMER>も、すべて大入り満員の大盛況だったようだ。その3日目となった7/6中野サンプラザでのコンサートの模様をお知らせする。
会場の中野サンプラザは、女性ファンでぎっしり、華やいだ雰囲気埋め尽くされていた。デビュー以来すでに10数年の歴史を持つaccessだけに、実に幅広い年齢層の女性が集まってきているが、それぞれ色とりどりの“光る腕輪”を身につけていて、開演前の客席には美しい光の波が揺れていた。
その華やいだ雰囲気は、客電が落ちるとともに悲鳴のような大歓声に変わる。雷鳴が鳴り響き、稲妻のように照明が光る。そして一瞬の暗転のうちにaccessの二人、貴水博之と浅倉大介がステージに登場していた。中央にある一段高い小さなステージに並べられた放射状のキーボードのところにシルバーの衣装に身を包んだ浅倉が立ち、さらに高い位置にあるステージに貴水が立っている。サポートメンバーはその右にパーカッションとギター、左にドラムとベースという配置だ。シンプルだが、SFチックなとても未来的なステージだ。
そして始まった1曲目は、ファンに人気の高い「NAKED DESIRE」。腰に響く低音のビートでアップテンポの曲が展開していく。そして立て続けにシンプルなビートの「BREAK THROUGH THE BIG TOWN」、明るいサビが特徴の「Only the love survive」と、ノリノリの曲でたたみかける。
もうすっかりベテランといってもいいほどのキャリアを持つaccessだが、あくまで初々しく動き回っていてサービス精神は旺盛。貴水は客席の隅々のファンまでをもあおりながらステージ狭しと駆け回る。中盤で演奏された「LYIN' EYES」はファンキーなアレンジが施されていたが、そこではヒップホップ風のステップも披露した。浅倉のキーボードはトランス風の鋭い音色が中心だが、古めかしいオルガンやエレピの音色も効果的に使い、未発表曲の「SUMMER NIGHT BREEZER」では鍵盤を叩いてドラムソロを聞かせるなど幅広さも見せた。独特のキメポーズを入れながら、ときにはキーボードに飛び乗ったり、ショルダーキーボードでステージ前まで降りてきたりと、動きでも貴水に負けてはいない。
楽曲での盛り上がりを後押ししていたのが音響と照明だ。「音と光の洪水」とでもいうべきか、最先端のディスコがいっぺんに10個もやってきたかのような、とにかくド派手なショウなのだ。ハードロックのライヴでもめったにないような大音量は、身体に直接響いて迫力があるし、照明もこれ以上ないほどきらびやかだ。とくに圧巻だったのは、中盤のハイライトとなった「CATCH THE RAINBOW」だ。タイトルどおり鮮やかな七色の光がステージを明るく照らし出し、客席にはレーザー光線が飛び交い、さらには花火まで上がる。こうなると客席のボルテージも上がる一方で、後半は曲のサビに来るたびに、2階席はもうブンブン揺れていて怖いくらいだった。
「BE NUDE」でサポートメンバー全員のソロをはさんだものの、ほぼノンストップで16曲を演奏。全員がラフなTシャツ姿で登場したアンコールでは、巨大なビーチボールが客席に放り込まれ、演奏終了後にはフリスビーを投げ入れてプレゼントするなど、最後までファンサービスに徹したコンサートだった。
このツアーは7月10日の大阪で終了したが、今度はトークショウやフィルムコンサートを含めたライヴイベントの全国ツアーが7月30日から始まる。accessファンの暑い夏はまだまだ終わらないのだ。
●セットリスト
2005.7.6 @中野サンプラザ
1.NAKED DESIRE
2.BREAK THROUGH THE BIG TOWN
3.Only the love survive
4.SUMMER NIGHT BREEZER ~真夏のシンデレラ~
5.VIRGIN EMOTION
6.夢を見たいから
7.ANOTHER DAY
8.LYIN' EYES
9.balearic GHOST
10.CATCH THE RAINBOW
11.Hung Me For The Distance ~絆された愛の果てに~
12.BE NUDE
13.MOONSHINE DANCE
14.OZONE, IN THE NATIVE
15.EDGE
16.DRASTIC MERMAID
en01.Especially Kiss
en02.LOOK-A-HEAD
会場の中野サンプラザは、女性ファンでぎっしり、華やいだ雰囲気埋め尽くされていた。デビュー以来すでに10数年の歴史を持つaccessだけに、実に幅広い年齢層の女性が集まってきているが、それぞれ色とりどりの“光る腕輪”を身につけていて、開演前の客席には美しい光の波が揺れていた。
その華やいだ雰囲気は、客電が落ちるとともに悲鳴のような大歓声に変わる。雷鳴が鳴り響き、稲妻のように照明が光る。そして一瞬の暗転のうちにaccessの二人、貴水博之と浅倉大介がステージに登場していた。中央にある一段高い小さなステージに並べられた放射状のキーボードのところにシルバーの衣装に身を包んだ浅倉が立ち、さらに高い位置にあるステージに貴水が立っている。サポートメンバーはその右にパーカッションとギター、左にドラムとベースという配置だ。シンプルだが、SFチックなとても未来的なステージだ。
そして始まった1曲目は、ファンに人気の高い「NAKED DESIRE」。腰に響く低音のビートでアップテンポの曲が展開していく。そして立て続けにシンプルなビートの「BREAK THROUGH THE BIG TOWN」、明るいサビが特徴の「Only the love survive」と、ノリノリの曲でたたみかける。
もうすっかりベテランといってもいいほどのキャリアを持つaccessだが、あくまで初々しく動き回っていてサービス精神は旺盛。貴水は客席の隅々のファンまでをもあおりながらステージ狭しと駆け回る。中盤で演奏された「LYIN' EYES」はファンキーなアレンジが施されていたが、そこではヒップホップ風のステップも披露した。浅倉のキーボードはトランス風の鋭い音色が中心だが、古めかしいオルガンやエレピの音色も効果的に使い、未発表曲の「SUMMER NIGHT BREEZER」では鍵盤を叩いてドラムソロを聞かせるなど幅広さも見せた。独特のキメポーズを入れながら、ときにはキーボードに飛び乗ったり、ショルダーキーボードでステージ前まで降りてきたりと、動きでも貴水に負けてはいない。
楽曲での盛り上がりを後押ししていたのが音響と照明だ。「音と光の洪水」とでもいうべきか、最先端のディスコがいっぺんに10個もやってきたかのような、とにかくド派手なショウなのだ。ハードロックのライヴでもめったにないような大音量は、身体に直接響いて迫力があるし、照明もこれ以上ないほどきらびやかだ。とくに圧巻だったのは、中盤のハイライトとなった「CATCH THE RAINBOW」だ。タイトルどおり鮮やかな七色の光がステージを明るく照らし出し、客席にはレーザー光線が飛び交い、さらには花火まで上がる。こうなると客席のボルテージも上がる一方で、後半は曲のサビに来るたびに、2階席はもうブンブン揺れていて怖いくらいだった。
「BE NUDE」でサポートメンバー全員のソロをはさんだものの、ほぼノンストップで16曲を演奏。全員がラフなTシャツ姿で登場したアンコールでは、巨大なビーチボールが客席に放り込まれ、演奏終了後にはフリスビーを投げ入れてプレゼントするなど、最後までファンサービスに徹したコンサートだった。
このツアーは7月10日の大阪で終了したが、今度はトークショウやフィルムコンサートを含めたライヴイベントの全国ツアーが7月30日から始まる。accessファンの暑い夏はまだまだ終わらないのだ。
●セットリスト
2005.7.6 @中野サンプラザ
1.NAKED DESIRE
2.BREAK THROUGH THE BIG TOWN
3.Only the love survive
4.SUMMER NIGHT BREEZER ~真夏のシンデレラ~
5.VIRGIN EMOTION
6.夢を見たいから
7.ANOTHER DAY
8.LYIN' EYES
9.balearic GHOST
10.CATCH THE RAINBOW
11.Hung Me For The Distance ~絆された愛の果てに~
12.BE NUDE
13.MOONSHINE DANCE
14.OZONE, IN THE NATIVE
15.EDGE
16.DRASTIC MERMAID
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