ジェイ・Zがプロモーション・ビデオで撃ち殺される?

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ジェイ・Zのラスト・アルバム『The Black Album』の収録曲「99 Problems」のプロモーション・ビデオのプレミアム上映会がNYにて開催されたと、SOHH.comなどが報じている。

先週木曜日夜にNYのトライベッカ・スクリーニング・ルームにて行なわれたこの上映会にはジャーナリスト、評論家、業界関係者など約100名が集まり、グレーのスーツにパステルのネクタイを着用したジェイ・Z自身も出席した。

このプロモーション・ビデオの最後でジェイ・Zが撃ち殺されるという劇的なシーンがあり、彼のスポークスマンはこのシーンがジェイ・Zの引退を表わし、「ジェイ・Zという存在が終わったというのがこのビデオの表わす全てであり、今、彼はショーン・カーター(ジェイ・Zの本名)に戻った」と語っている。

ビデオには、この曲をプロデュースしたリック・ルービンも出演し、モノクロの映像で、数々のジェイ・Zの作品の中でも最もスタリスティックなビデオであるという。ジェイ・Zはこのビデオについて「私は何かダイナミックな画を撮りたい。アートを撮影したかったんだ」と語った。

しかし、ジェイ・Z自身の殺人シーンに加えて、刑務所でヌードになるシーンなどがあるため、このプロモーション・ビデオは完全な形ではテレビでは放映されないという。ジェイ・Zは「BETとMTVに対してトラブルを抱えている」と発言し、テレビ局がこれらの映像に対して拒否反応を示していることを明らかにし、「まるでマドンナのような気分だよ」とも語った。

また、ジェイ・Zは質疑応答の際に、冗談で「私はもっとここにいたいが、チーム(ネッツ)が今プレイオフ中なんだ」と発言し、ネッツの買収及びブルックリンへの移転を祝うパーティに彼が欠席したことにより、ジェイ・Zがネッツの投資家グループから離れたのではという噂を否定した。

K.Omae, LA
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