アイドルでもカンタンに曲が作れる!「Band-in-a-Box 21」発表会イベント開催、asfi、MyTRがライブ

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イーフロンティアが、8月7日に東京・渋谷のライヴハウス「SHIBUYA DESEO」で、音楽制作ソフト「Band-in-a-Box 21 for Windows」の発表会イベント「BIAB Fes」を開催した。ゲストにアイドルユニットasfi(アスフィ)から七瀬いづみ、椎名香奈江の2人と、奄美大島出身の4人組バンドMyTR(マイティーアール)が登場し、ライヴを披露した。

7月26日に発売されたばかりの「Band-in-a-Box 21 for Windows」の発表会イベントはお笑いコンビサミットクラブのMCでスタート。まずは、「Band-in-a-Box」のイメージキャラクターを務めるasfiの二人が、「カンタンに曲が作れる」「asfiでもファンの方でも作れる」と「Band-in-a-Box 21 for Windows」の魅力をアピール。続いて、発売元のイーフロンティアの西山氏が「Band-in-a-Boxは自動作曲・編曲ソフト」「いくつかのクリックをするだけで自動的に曲を作ってくれる」とその操作のカンタンさを説明した。


▲左よりサミットクラブのムラコ、asfiの椎名香奈江、七瀬いづみ、イーフロンティアの西山氏、サミットクラブの静恵一。

曲作りに際して設定するのは曲のイメージに合ったジャンルやテンポだけでOK。ジャンルはロックやポップス、カントリーからクラシックまで幅広く用意され、まったく知識なしでもさまざまなジャンルの曲を作ることができる。鍵盤が弾ける人ならメロディを弾くだけで、コード進行を自動的に解析し、それをもとにアレンジも自動で作ってくれる。メロディさえあれば、オーケストラやバンドのアレンジが出来上がるというわけだ。

また、自動的に編曲される仕組みについては、カナダでの開発の様子を紹介。アメリカやカナダのアーティストが、実際にコード進行で実際に曲を弾き、その弾いた曲をバラバラに切り刻んで、自動的に組み替える独自のアルゴリズムにより実現しているという。「音楽をシュレッダーにかけて、その中から選ばれた音が鳴る」と例えられた。


▲バージョン21のテーマは「for Musician」。カンタンに曲ができる仕組みは、ミュージシャンの実際の演奏を録音→データを細かく分析→ユーザーがコード進行や曲のジャンルを入力して再生ボタンを押す→選んだジャンルに最適な順番で並び替えて演奏という流れ。

「どんな人が使っているか?」という質問には、アーティストだけでなく、映像を作っている人、UstreamやYouTubeに動画アップしている人などが著作権を気にせず音楽をつけたいというシチュエーションなど、幅広い使い方がされていることが示された。ソフトウェアにより自動で作曲されるものの、作成された曲の権利は操作したユーザーにあるというのもうれしいポイントだ。「これさえあればアイドルでも作れる」「自分たちが作った曲を歌ったり、ほかのアイドルに楽曲提供できるかも」というMCからの提案にasfiの二人は目を輝かせた。

バージョン21の新機能として最初に挙げられたのが、新しいジャンル・スタイルの追加。たとえば最上位グレードのEverythingPAKでは、前バージョンから100以上増えて約4,900スタイルに。クラシックやポップスから民族音楽まで幅広く対応する。「演歌も作れる?」という質問には、現時点ではできないが、開発元では「前向きに検討してくださっている」とイーフロンティア西山氏がコメント。設定した時間に合わせた長さの曲を作ってくれる機能については、MCのサミットクラブから「お笑い芸人がコントで使う音楽を作るのにもいい」という声が出た。

このほか、ソフトウェアシンセサイザーとして「SampleTank」の特別版が収録されていること、新しいコードタイプの追加、SoundCloudへの対応なども紹介。ミュージシャンにうれしいのが、リハーサルマークでのアレンジが可能になったこと。従来はAメロ/Bメロ/サビと区切ったあと、2番を作ったり、曲の構成を変えるにはすべてをコピーする必要があった。しかし、新バージョンではAメロ/Bメロ/サビ/Aメロ/サビといったようにカンタンに並び替えができるようになっているという。ラインナップは、ジャンル・スタイルの数が異なるBasicPAK、MegaPAK、EverythingPAK。BasicPAKとMegaPAKにはガイドブック付きを用意する。いずれも機能は同じなので、より幅広いスタイルが欲しいなら上位グレードを選択することになる。


▲ミュージシャンから作曲に興味があるビギナーまで幅広く対応。新機能として楽譜をPDFへの書き出すことも可能となった。

■アイドルでも曲が作れる? asfiがオリジナル曲制作に挑戦

続いて紹介されたのは、3月に開催された「Band-in-a-Box楽曲コンテスト」の受賞曲。このコンテストは「Band-in-a-Box 20」(Windows版/Mac版)で作った曲を応募、受賞すればアイドルが歌ってくれるというもの。現在レコーディング中というasfi賞受賞の楽曲については、「いまままでのasfiにはない感じのかっこいい曲になると思います」とasfiの七瀬いづみがコメント。メンバーの市川咲により、すでにレコーディングが済んでいる優秀賞の楽曲については、「咲ちゃんのイメージ的にはかわいい曲を歌いそうと言ってたんですが、まさかこんなにかっこよくなるとは!」と同じく七瀬。なお、これら受賞曲の発売予定はないものの「Band-in-a-Boxのユーザーになんらかの形で配布したい」とイーフロンティア西山氏。

ゲストライヴ前のトークでは、バンドでの活用についても話題が及ぶ。アレンジを「Band-in-a-Box」にすべて任せることもできるし、一部を任せたり、出来たアレンジを修正することもカンタンにできることをアピール。実際に曲を作るのにかかる時間は「3分くらい」という西山氏のコメントから「asfiでも曲が作れる!」という流れで、楽屋裏でasfiが曲作りに挑戦することに。「今回(コンテストで)かっこいい感じのができたので、逆に超ぶりぶりな感じなのも。asfiにないんですよ」(七瀬)ということで、アイドルらしいキュートな曲を作成。「ブリブリドリーム」と名付けられた曲を披露した。

イベントのラストはライヴ。まず登場したのが「Band-in-a-Box」公式サポートバンドのMyTR。「Coca-Cola&Music Unlimited&BARKSオンラインコンテスト」で最多投票賞を受賞したボーカル3人+ギター1人の奄美大島出身のグループだ。メロウなナンバーも交えつつ、パワフルでノリのいいボーカルとバンドアンサンブルで3曲を聴かせる。ライヴ後には「Band-in-a-Boxで今後いっしょにコラボして曲を作りたい」とコメント。続いてasfiの二人はBuono!のカバー『初恋サイダー』を熱唱。最後にはイーフロンティア西山氏が「Band-in-a-Boxはカンタンに作れる作曲ソフトです。ぜひ手にとっていただけたらありがたいです」とコメントし、イベントをしめくくった。


▲MyTRはサポートメンバーのベース、ドラムを加えた6人編成で登場。イキのいい迫力のパフォーマンスを見せた。


▲6人組のアイドルユニットasfiから椎名香奈江(左)、七瀬いづみ(右)の二人がキュートな歌とダンスでファンを魅了。

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◆Band-in-a-Box 21 for Windows 製品詳細ページ
◆イーフロンティア
◆asfi official website
◆MyTR official web site
◆BARKS 楽器チャンネル
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