神保彰デビュー30周年記念モデル、ヤマハ システムドラム「YD9000AJ」が期間限定受注
ヤマハは、日本を代表するトップドラマーの一人である神保彰のプロデビュー30周年を記念し、アコースティックドラム限定モデル「YD9000AJ」を発売する。「YD9000AJ」は、ヤマハ認定ドラムディーラーの「ヤマハアブソルートドラムショップ」(全国19店舗)にて5月17日から先行して受注受付を開始し、それ以外の全国のヤマハドラム特約店では7月20日から受付開始する。受注は2010年12月31日までの期間限定で、製品の出荷は6月14日からを予定している。
ヤマハがドラムの販売を開始したのは1967年。1976年には内外のプロフェッショナルドラマーに愛された往年の名器「YD9000」を発売、1996年には、エレクトロニックドラム「DTX」シリーズの発売を開始している。ヤマハはその間、常に一線で活躍する多くのプレーヤーの厳しい意見や要求を反映した商品開発を行ってきたが、なかでもプロデビュー以前からのヤマハドラムのユーザーでもある神保彰からは、アコースティックドラム、エレクトロニックドラム、いずれの開発にも多くのアドバイスを得てきた。こうした経緯が今回の「YD9000AJ」登場につながったというわけだ。
「YD9000AJ」は、神保彰のプロデビュー30周年を記念し、アマチュア時代、大学のクラブで買ったという「YD9000」リアルウッド(生地塗装)モデルを再現したモデル。今もなおクラブの現役に引き継がれている当時からの「YD9000」を最近演奏した神保彰は、こんな想いを持ったという。「YD9000は原点であり、到達点でもある一台」「30数年ぶりに再会し、その熟成された音に耳と心を奪われた」「プロデビュー30周年を迎え、この先30年、80歳まで叩き続ける楽器を手に入れたいと思ったとき、選択はYD9000以外考えられない」。そして、これを具現化したのが今回登場した「YD9000AJ」なのだ。
神保彰のプロデビュー30周年を記念したシグネチャー・モデルということで、神保彰が今年1月からのツアーで使用しているものと同じ仕様で、加えて「神保彰30th Anniversaryオリジナルエンブレム」を装着。
1976年に発売された「YD9000」リアルウッド(生地塗装)モデルの特徴であった、美しいバーチの木目を生かした外観と中低域のコシのあるナチュラルなサウンドを再現するため、「YD9000」と同じくシェル材はバーチ、ベアリングエッジの形状は60度R3を採用。タムマウントはレギュラーマウントとし、適度なディケイを再現ししている。塗装は「YD9000」時代の塗装レシピを現在の塗料で再現したものとなっている。
さらに、神保彰オリジナルの仕様も盛り込まれている。14インチと16インチのタムマウントには、神保彰を長年支えるドラムテック枝川氏のアイデアによるハイブリッドマウントを搭載。音色はより太く、輪郭が鮮明になり、セッティングの自由度が向上している。
「ヤマハアブソルートドラムショップ」、受注受付などの詳細は、下記ウェブサイトで告知される。
◆ヤマハ システムドラム 神保彰デビュー30周年記念モデル『YD9000AJ』
価格:オープン
発売日:5月17日
※写真のスネアドラム、シンバル、ハードウェアなどは、セットに含まれない。
◆ヤマハ ドラム 製品詳細ページ
◆ヤマハ
◆神保彰 オフィシャルサイト
◆BARKS 楽器チャンネル
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