リニューアル・オープンするヤマハ銀座ビルに行ってきた
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ヤマハ銀座ビルが2月26日にリニューアル・オープンする。その内覧会が開催され、オープン前のヤマハホールにて代表取締役社長の梅村充氏による施設の紹介や、バイオリニストの磯 絵里子、ピアニストの三浦友理枝によるデモ演奏が行なわれた。
◆リニューアル・オープンするヤマハ銀座ビルに行ってきた~画像編~
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音を扱う部屋と建物との間は防振ゴムなどによる浮床構造になっており、地下鉄や、地下に設置されている機械式駐車場などの騒音にも対策がとられている。日本を代表する繁華街である銀座に位置するが、都会の喧騒から逃れることができるリラックスした空間になっており、音を扱う楽器メーカーとしての徹底したこだわりを感じる。
旧ヤマハ銀座ビルは1951年にオープン。このたび、建て替えが行なわれる歌舞伎座に並ぶ古い建物だった。しかし、建物の老朽化が進み、建築条件の緩和に後押しされる形で、リニューアル計画がスタートした。
今回のリニューアルの目玉となるのがヤマハホールだ。同社が培ってきた様々な専門技術を集結し、“アコースティック楽器に最適で豊かな響きを持つコンサートホール”として設計された。
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ビルの外観にも注目。近年多く見られるガラスパネルで覆われたビルは先進的ではあるが、冷たく無機質なイメージもある。しかし、そこにヤマハらしい味付けを加えられており、ガラスパネルにランダムな濃淡の金箔を挟むことにより、暖かみと音楽の持つ躍動感を視覚化している。ガラスパネルをワイヤーで固定することで、世界でも稀に見る外観となっており、昼間や夕焼けなど、1日の経過と共にイメージを変貌させる。個性溢れるビルは銀座の新しいランドマークとなることだろう。
●10~12階:ヤマハミュージックアベニュー銀座(音楽教室)
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●7~9階:ヤマハホール
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側壁には様々な形状をした80センチ四方のパネルを配置し、小ホール特有の側面からの反射音をコントロールする。ステージ床には楽器と同じ素材を使用、アコースティック・ギターなどで開発された木のエージング(経年変化)を作り出すARE技術を施すことにより、ホール全体がひとつの楽器となるように設計されている。
●6階:ヤマハ銀座コンサートサロン
94名を収容可能な小規模なサロン。コンサートや、講演会、イベントなどに対応する。オープン時にはソロ/アンサンブル・コンサート、500円のワンコイン・コンサートなどが行なわれる予定だ。
●5階:ピアノ、アビテックス(防音室)
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●4階:管楽器、弦楽器、コンサート打楽器
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●3階:楽譜、音楽書、五線紙
和書から入手困難な洋書まで、8万冊を超える世界有数の品揃えを誇る。文房具やレッスングッズなども取り扱う。
●2階:CD、DVD、楽譜
クラシックを中心とした、ソフトを取り扱うスペース。ピアノ関連のCDや、オペラのDVDが特に充実している。CD/DVDの隣に楽譜を配置し見つけやすくするなど、演奏者にとって利便性の高い陳列となっている。
●1階:ポータル
展示やイベントが行なわれる吹き抜けのあるスペース。ユーザーとヤマハをつなげるコミュニケーションの場として機能する。あらゆるイベントに対応するべく、音場支援システム AFC(Active Field Control)が導入され、残響をコントロールすることが可能。エレクトーン、電子ピアノの展示と共に、ヤマハグループ全体における案内、問い合わせなどにも対応する窓口も併設される。
●地下1階:ギター、ドラム、デジタル楽器
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●地下2階:ヤマハ銀座スタジオ
250名収容可能(スタンディング時)の多目的スペース。深い階層に存在するが、天井高が6mあり、圧迫感のない空間となっている。最新のデジタル卓が装備されると共に、ProTools、Nuendoが導入された録音調整室も併設され、5.1chに対応、ヤマハホールの録音も行なうことができる。
◆新ヤマハ銀座ビル オフィシャル・サイト
◆ヤマハ株式会社
◆BARKS 楽器チャンネル
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