ナイトメアのさらなる飛躍を確信させる「レゾンデートル」特集【Interview】

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■インタヴュー

―― 『BARKS+plus』 のインタヴューのとき、咲人君は“いまは転調に凝ってて、作ってる曲は転調ものばかり”だといってて。あれはまさに今回のシングルを予告するような発言だったんですね。

咲人:ああー、そうですね。やりすぎっていうぐらい、2曲目なんか転調してますから。

――まずタイトル曲の「レゾンデートル」。これ、イントロとかのダンスビートの作りとか、ナイトメア史上一番クールでカッコいい作品かも、なんて思ったんですが。

YOMI:うん、そうかも。この曲はノれる感じではあるんだけど、意外とヴォーカルのメロとかはせつなさだったり哀愁があって。

咲人:身体が自然と動く感じのリズムを意識して作ったんで、そういうものと、このせつないメロとの組み合わせというのがポイントかな。静と動が詰まっていて、メリハリの効いた曲ですね。

――その立体感がクールだなと。曲の構成的にはギター・ソロの後にフックとして転調したメロが入ってきて。その後、また元のキーに戻ってサビを繰り返す訳ですが。この部分ではちょっとサビのメロも変わって。

咲人:ただ同じのを繰り返すのってあんま好きじゃなくて。どこか違う色も入れていきたくて。同じサビでも1回目のサビとは色が少し違いますね。

――その最後のサビで歌われている“エトランジェ”って、どういう意味なんですか。

咲人:フランス語で異邦人。

YOMI:異邦人って……外人?

咲人:英語でいうとフォリナーとか。電車に乗ってたときに中吊りを見てたら、絵画展で“異邦人たちのパリ”みたいなのが書いてあって。その異邦人にルビで“エトランジェ”と書いてあって。これ使えるかもってメモっといたヤツなんです(微笑)。

【生命体として、女のほうが強いなって思いますよね。男は……。(咲人)】
【種付け馬ですから(笑)。(YOMI)】

――「the WORLD/アルミナ」の『DEATH NOTE』に続き、今回もアニメ(『CRYMORE』)のタイアップ・ソングですが。それに関しては?

YOMI:俺はこれからも、アニメに限らずCMや映画とかドラマの主題歌とか、いろいろやってみたいですけどね。たまたま前作と今回はアニメが続いたんで。続いたことで、よりアニメ・ファン層にはナイトメアという名前を浸透させられたんじゃないかなと思ってますけど。

――なるほど。このアニメは男ではなく女戦士が妖魔と戦っていく話で。みなさんが“女って戦ってるな、強いな”と思う瞬間とは?

咲人:生命体として女のほうが強いなって思いますよね。男は……。

YOMI:種付け馬ですから(笑)。

咲人:一般的にいったら男は働いてお金を稼いでくる訳ですけど。女の人は子供を産んで育てなきゃいけないから、負担も大きい。そういうのもあって強くできてるのかなと思いますね。あと、中学校のときとか“女って強いな”って感じなかった?

YOMI:あぁー、小中学校とかね。

咲人:個人差はあるけど、最初、女の子のほうが先に成長するじゃないですか。中学校の頃は男が女に抜かれる時期なんですよ。

YOMI:自分らよりも精神年齢が上に思えたよね。ちょっと大人? みたいな。あとね、俺、女よりも男のニートのほうが圧倒的に多い気がするんスよ。そういう面で、男は仕事に対してルーズなところがあるけど、女の人はかっちり生きてく意志が強い気がして。そこは女のほうが強いなと思う。

――あと、例えばナイトメアがこのアニメのように妖魔と戦わなきゃいけなくなったとき。メンバーそれぞれどんな戦い方をするタイプだと思いますか?

YOMI:咲人は指揮官タイプじゃない? 作戦を考えて。

咲人:俺、前線には絶対出ない。戦力にならなさそうだから(笑)。だったら、そういう位置にいたほうがみんなの役に立てそう。

――一番最前線で戦いそうなのはもちろん。

YOMI:Ni~yaですね! 柩はたぶん、そういう接近戦じゃなくて、戦いには行くんだけど絶対安全なところで戦いそう。ぶははははっ(笑)。柩は絶対そう!(自信満々)

咲人:RUKAさんは前線には立たなさそう。

YOMI:そうだねー。罠を仕掛けるとか。いかに直接手を下さずにやるか、みたいなポジションにいそう。
俺はたぶん、Ni~yaの後ろに隠れて一応戦うフリだけしてそう。ふはははっ。

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