ZEEBRA、自己の責任感とヒップホップ・シーンに対する危機感。そして生まれた新作の3番の歌詞

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NEW SINGLE

「Street Dreams」



Future Shock
PCCA-02139  \1,260(tax in)
2005年6月1日発売


01.Street Dreams 「Street Dreams」試聴へ
02. Wildin'
03. It's all a g@me(UBG Remix)feat. GOTZ, Chino, Sumi and KM-MARKIT
04. Street Dreams (Instrumental)
05. Wildin' (Instrumental)




――3rdアルバム『TOKYO'S FINEST』から約1年半ぶりとなるオリジナル作品ですが、その間、何をしていたんですか?

ジブラ:何をしていたかというと……オタクだったんです(笑)。パソコン・オタク。

――うえーーーーっ!?(驚)

ジブラ:エーッ!?って感じでしょ(笑)。だけど、その通り。もう、ひたっすらパソコンいじってた。もう、今はAppleScriptとか自分で書いて、iTunesは適当に自動化したりとか、そういうレベルだからね。超詳しいよ、俺。俺の周りに俺より詳しいヤツはひとりもいないもん(笑)。

――へぇー。すごいねぇ。

ジブラ:で、iTunesも曲をバンバン入れまくりで、もう1万7千曲くらい入ってるんだけど。それで、この一年くらいはいろんな音楽を聴いてたんだよね。クソ聴いてた。

――確かに、iTunesに曲を入れるときって必然的にその曲を聴くことになるし、それを繰り返すことで音楽を聴く機会が圧倒的に増えますもんね。

ジブラ:そう。(机上に置いてある自前のiPodを検索しながら)たとえば、この中にどんなのが入ってるかっつうと……ホラ、エリック・サティから(再び検索。「17歳の地図」のイントロが流れる)なんと尾崎豊まで(笑)。幅広いでしょ、これは。あとは、(検索しながら)YMOでしょ、カルチャー・クラブでしょ。もちろんヒップホップも超入ってるし。あと、ロックとか超聴いたもん、この一年間。

――いろいろな音楽を聴いて、勉強した期間だったわけだ。

ジブラ:そう。たぶん、(その時期は)音楽的に、ただフツーのヒップホップに一回飽きたんだろうね。で、「こういうのおもしれえなぁ」って、いろいろ聴いてたんだと思う。で、そんな俺っていうのは、たぶん、前回のアルバムの延長線上にいる俺なんだよ。なんか主軸に飽きた俺っていうか。で、その段階に来て「さて、次はどうすんべ」みたいなことになるじゃん。で、初めて他人に「どんなのが(俺に)求められてますかね?」みたいなことを聞いてみたのね。「俺、今、どんなことしたらいい?」みたいな。そしたら、周りからは「そろそろアツイのが欲しい」とか「ハードなヤツがいい」とか、結構、主軸なことを言われちゃって。でも、「うーん、ハードなヤツ?(首をひねるポーズ)」って感じでさ。というのは、USのギャングスタ一辺倒なところは「ハァ!?」っていう感じがちょっとあって。たとえば何発撃たれたから売れるとか、そういうのってちょっと違うんじゃん?と思ってて。「でも、ハードってそういうことかな?」みたいな。「なんかヤンチャなこと言って、みたいなことをやんなきゃダメなのかな?」みたいなさ。でも、「今はそういうのをやりたい気持ちが起きないなぁ」とか、すーごい思ってて。それで去年の夏から秋くらいかな、結構悩んでたんだよね。実際、いろいろやってみようとしたんだけど、なんかさっぱり書けなくてさ。


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